昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-13から1日間の記事一覧

加算

どうでもいい世界での、どうにでもなる会話、果たすべき意味すら持たず、考えは打算的で、損得だけで計る傀儡たちの道楽、あるいは解体される身体を傍観する家畜としての自己を傍観する他者の目を介した自分との乖離による軋轢、さまざまな思惑にからまるこ…

陥落

まよいすらも無いから、 ほどほどにてきとうであるし、 適応するほどに孤立していくし、 異物感をかかえたままに、 毎日に束縛され、 八方ふさがりなんだと 苦しむほどに、 すべてを愛せずに、 哀歓にひずむ。

狩るための罪

つぶらな匂い、感触は成否を超え、善悪を超越するような胸の痛み、あるいは精神の歪み、リズミカルな清貧は、成否を価値に変え、自らの貧しさを昇華させるために、自らを賛歌でつつみ、あるいは誰かを道具にするために偶像のしあわせをねつ造し、追いかける…

内面性

もとめるものも なくなって、 均一化する必要性もなくて、 すべては平等でもなく、 くたびれて、 うらぶれる住処や、 過信していく先で、 進化をあきらめて、 問いただされる先に、 誰もいなくても、 君に現れる孤独は、 君に味方し、 君が君に語る真実だけ…

くらやみをあたためる、 きみの青、 耳のついたパンを かじるよこがお、 健気にうなる、 ガオガオという 鳴き声に問い合わせる 心情は色あせることなく、 きみのたしかさを いまに映し出す。