昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-21から1日間の記事一覧

不滅

饐えた香りがする瞳孔、まがいものの胃液がこぼれる、おぼこい過ち、ちまちまとした熱情の顆粒、ぬじ巻き動く振り子のような心音、禁忌を高揚させ、黒い空腹と、空位を埋めるための黒いリボンで縛られたクチュール、臨床心理的な酩酊から、目玉焼きに書かれ…

愛について

深い愛こそが、カタストロフを生み、すべてを踏みつけ破壊しても尚、まだ足りないと、破壊の限りを尽くす。世界を始めさせようとするほどの愛が、世界を純粋に終わらせる。自己愛を、人類愛にまで昇華させても、愛とは絶えず歪んだ結果を生んだが故に、愛の…

荘厳な交信

高尚なものほど、 今をいたぶるのであるし、 あらゆる制限の中で、 軽薄な精神が打ち出す 現実性が生み出す聖戦やらが、 うとましく感応するものなどは、 今におちいるべきだと、 過ちを謳い、 今に罪を感じるべきだと押しつける。

消しゴム

脳内麻薬がタランチュラのようにせまる。揺動されるだけの君は堕落して、フラクタルなものだけを目指して、物語の端っこで、似たようなものの一部を演じて、なにかを恨んでは、自分などは無いのだと嘆いてばかりいる。

抵抗性

誰もが誰かの奴隷だと気づいたころには、何かに隷属して、はしたない夢を見ているのかと、簡単に正気を失い、何かとつながっていないと不安な奴らがざわめく感度、あらゆる不快感がむしばむ遊蕩な日常、内面性を踏みつける巨大な足たる社会的弱者の恍惚とし…