昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-05-16から1日間の記事一覧

匂い

辛さ隠して走り去る君、秘密の手帳に書き殴る悩みの香り、すべてを濾過して巻き戻す順序、どこに行ったって、埋められない距離や、運命に反することもできずに順応するなんてことはもうしないで、申し訳程度の賃金で濡れる明日、蓄積する苦悩の順路、荒野で…

訂正

季節に互換されるもんが、 ギシギシしたこころに油なんかを注ぎ、 円滑にしまんねん、と 交換されるものだけが、 愛すらも語らずに、 価値観なんかを謳わずに、 強要もしやんと、 むすばれるねん。

愚問

小さな鼓動を バッグにつめて、 世界を旅して、 笑い飛ばして、 あてがわれた自由を 補充するための、 空っぽな身体やからって、 どないしてん?

悲劇の算用

相互に思いを補完し、完全性を求める惰性な過去から放たれ、離れ離れになる思いは、何かを担うというよりも、そこで似合うもんを求めながら悶絶を繰り返し、日照りを超えて、恵みの雨に濡れ、継続する思いは飛躍を続け、そこで自堕落さを補完するだけの連綿…

法の影

目的は意識に心酔し、 なにも見えんくなってる。 あらゆる悲しみが、 前を見えにくくさせてるって、 震える肩を尻目に、 正義を盾に、 誰かを蹴落とす奴らばっかりや、と 疲れたまなこで、 現実を破壊している君の密度。