昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-06-18から1日間の記事一覧

回帰し続ける思考

星は短絡的に輝きを増し、 自らの承認欲求を満たすためだけに、 超新星爆発なんかを起こしながら、 自らの幼児性に苦しむんです、と 語る私は、 神が神と名付けられる前から存在し、 そこかしこに混在しとるわけです。

ずれた身体

目も腫れぼったなって、 太陽も恥ずかしがって、 体温もなくなって、 ふざけた笑い声が、 空間を支配して、 散漫な芝居を続け、 とろけた脳で、 コーヒー啜る。

緻密な君の味

体外でむさぼられる音がなびく、死んだレトリックにひずむ、感情論的な労働の忘我に、自由すらも捨てて、風と歌う猫とマタタビと、さびれたワインが香る港町、沈む夕日は、具体的なものを破棄し、画期的なのは、生きて貫くことよりも、すこしのぬくもりで救…

もたつく意思

言葉の切れ端あつめて、そんなに綺麗なもんもあれへんから、悶々とする夕闇に意識はとろけ、途端に杞憂になびく可変性の予言や、記憶に重複する偽物の面影や、ただかさばるだけの悠遠や、延々としのぐ思いは、惰性に繰り返され、たびかさなる恐怖におののき…