昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-07から1日間の記事一覧

孤高なる呼吸

抱き合う二人に永遠などは邪魔で、折り重なる瞬間に、オーガズムが継続し、ふれあうほどに確かさは枷に変わり、世界性を狭め、離れぬようにと、呼吸は合わさり、ヒリヒリとした世界にポップさをほどこし、クリームソーダの中を泳ぐ人魚や、境界を持たずに同…

ふしだらな間

体温計をも沸騰する愛だ。 太陽系をも破壊する愛だ。 この間までたしかに愛していたはずなのに、なにが恥ずかしいのか、愛することを、忘れてしまった。 結局、僕らはたんなる穴に恋しているだけであり、たぶん空いた余白を、愛しているように、感じさせられ…

給油

不自由なほどに求められる自由などに示される偏りに閉め出されずに、自らの永遠性に広がる今だけを堪能する。 順応するだけに端的なものに指定されるだけの義務に偏らずに、自らの需要を掲げずに歌う。 はびこる意味を瓦解させる先々に生み出されるあいまい…

平行

誰もが誰かをうらやむから、その場でちぐはぐになる愛が失し、嫉妬心へと変わる。 懐疑的な日常に迫る晴れ間だけが、愛を伝えるようだ。 揺籃に乗りあやされるよろこびから、勇躍する創造性が真理を携え、永遠へと伝う。

観衆たち

運命なんて気にも留めずに、ずっと続く今を堪能して、過去になんか振り回されんと、どうなるか分からんことで、くよくよするよりも、空腹を癒しながら、どこに行くわけでもなく、言い訳なんかしないで、いつまでもこのままで、こだわりなんか捨てて、すばら…

捕食

ペインを何ガロンも飲んで、今に昇華する事に筆跡すら残さずに消え去る。 数秒の軌跡をたどり、論理的な終わりにどぎまぎするだけの永遠に巻き込まれていく。 用いられる定理に反する快感に勝るものは無い。

空白の所以

ポッカリと空いた心に かかげられたスローガン 退屈なまなこに走る夢 希望すらも超えて 遥か無垢な大地へと 旅立つ歌声。

偶像視

距離や位置も要らない場所 生じる言葉に感覚だけが反応する時 欺瞞を捨て去り、対面に打ち出される過去を隠滅させる方法

恋模様

抱きあえば、 火花飛び、 デリカシーもなく、 すべては近づいて、 あたらしい 愛が花咲いて、 間柄すら引き裂く。