昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-11から1日間の記事一覧

狂った理想

若者は行く場所を求め彷徨う。泡沫に沈む筋書き、汚い過去の容姿や、傷口を歌う羽虫、希望に錯乱するフルーツたちや、互い違いになるほどに、この命はほつれてくのだと、彼女の白い肌が羅針盤で、現れるすべてが幻であり、妥当なものに攻め入られ、生命に制…

食べられる気持ち

人間なんて怖いもんでんな。あいつら、かわいい言うて、たらふく食い散らかすんやから、あいつらバケモンやで。

大義

アンバーにかがやく夕日、 陰鬱な商店街を越えて、 延々と浪費されるだけの、 堕落したマシーンとして、 あるいは天変地異を運ぶ フラクタルな獣として、 あらゆる悲劇の穴な暮らし、 人間的なニキビを潰すような、 退屈な世界。

侮蔑

誰を抱きしめて眠れば良いのか?誰を抱きしめているのか?手懐けられた思いは、今にめりこみ、歩きにくくするからと、逃げまどう私は、退廃的な夜を越え、傷ついた身体をいやし、フラクタルな感情を切り裂き、段階を生み出すだけの、退屈な理屈を蹴り上げ、…

星の汚穢

人生とは、失うことの連続か、なんか知らんけど、知らんまんまに、おまんまも食えんと、終わるもんばっかやし、健気こともあらへんから、慢性的な痛みが迫るか知らんけど、なんか報われるとか、恨みの物語とか、ルサンチマンにそめあげられ、何かを得るため…

退廃

清潔な絵、緩衝する動機をまとい寂寞をつたい、遥か無知な時を頬張り、闊達な議論を終え、軽薄な日々に擦り寄るだけの意味を超越する。

人類も終わって、ぜんぶ真っさらになって、真理なんてものは、何の役にも立たなくなって、立場やらも必要なくって、何も求める必要もなくなって、たんたんと動く風景だけが断続する。