昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-12から1日間の記事一覧

感情の浄化

なめらかな身体、むくんだ心と寝転んだ君が強い日差しに照らされ、鳴り止まぬ電話のとなりで、フォースなんかがこぼれて、おどけた感情や、のろけた日々に交換される愛はポイント制らしく、なにか善を行うと、簡単に消費されるだけの日々で別れを繰り返して…

がんじがらめの指数

どこにも正義があらへんから、おまけみたいな未来に、正義作るんですっていきがってはるから、正義なんてもんは、作るものでもないし、絶えずくつがえされるもんですし、正義なんてもんは、どこかでは悪であり、どこかの悪が、正義であるし、どこにも正義な…

平然

ねじ曲がるすべての罪が、のらりくらりとしながら、しなびた影を追い、加護から逃れ、平静な月夜に改ざんされるだけの多目的な風景。

食べられる気持ち

人間なんて 怖いもんやな、 あいつら、 かわいい言うて、 たらふく 食い散らかすんやから、 あいつらバケモンやで。

狂った理想

若者は行く場所を求め彷徨う。泡沫に沈む筋書き、汚い過去の容姿や、傷口を歌う羽虫、希望に錯乱するフルーツたちや、互い違いになるほどに、この命はほつれてくのだと、彼女の白い肌が羅針盤で、現れるすべてが幻であり、妥当なものに攻め入られ、生命に制…

批判的なノイズ

大勢の猿と戦うケツァルコアトル、モラトリアムで敗残していった人々の亡霊で出来たキャンディー、分裂する悪魔たちのアクメ、官僚たちの靴の中で、無気力に垂れ流される誰のものでもないセンテンスが、時代を支配し、時間を奪い続けると叫ぶペシミストども…