グリズリーになりたい、鋭い爪のやつ、つやつやでモフモフな身体で都会を走り回って、吐血しても尚、衝動的で、健康なんか考えずに均等に、統治される以前の原始的な夜を走り続けたい。

君は死んだものとして捉えると自由になる。なにかを強制的に孕んで、自分の内外から放たれた記憶は、奥底でクシャクシャになり、なだめる瞬間は、はためき、あらがう先に揚々と、端的なアイドルが偶像では無くなった途端、簡単で絶対的なものを乗り越えて、…

そっぽ向いて、 身近な余韻を 敷衍させて、 普遍的に転換される、 彼女たちの慟哭。

なめらかな身体、むくんだ心と寝転んだ君が強い日差しに照らされ、鳴り止まぬ電話のとなりで、フォースなんかがこぼれて、おどけた感情や、のろけた日々に交換される愛はポイント制らしく、なにか善を行うと、簡単に消費されるだけの日々で別れを繰り返して…

答え合わせもいらんし、 期待なんか する必要ないし、 なくしたもんばっかで、 嘘ばっかりで、 雨もばったりやんで、 とばっちりばっかで、 満たされへんだけやから、 もとめたり、 用いたりとかめんどうで。

どこにも正義があらへんから、 おまけみたいな未来に、 正義作るんですって いきがってはるから、 正義なんてもんは、 作るものでもないし、 絶えずくつがえされるもんですし、 正義なんてもんは、 どこかでは悪であり、 どこかの悪が、 正義であるし、 どこ…

雨にぬれて、 ワンダフルでんなって、 馴染む瞬間に云々、 運命に反し、 あんたらが笑う泡沫で、 ヒソヒソとくつがえす。