昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-15から1日間の記事一覧

鹿のバネ

夜の屍、五月雨のカタストロフ、アイロニカルな焦燥、アンニュイな会話、こじつけられた思いが、甚大な被害を生み出すころ、コロナによって傷ついたこころの防壁からこぼれる豊かな光。

唱道

輪唱する神話の彼方、流れ行く記憶は、コケティッシュな神とのまじわりを終え、永遠性を破棄し、終わりあるかこそ、この生命とは強靭なものになり、担う意味と、怠慢な君の欺瞞がリリカルに羽ばたき、派生していく真実は、惰性なものを祭り上げ、あたかも正…

濫觴する感触

星からこぼれる汗、おぼこい日々で毀れた君たちの表情、承認欲求の河馬たち、首輪をつけた猫が、ジャラジャラと言わすアクセサリー、さえずる記憶がグルグルとうなり、閉鎖的な夢にとじこめられた学校の中で、表記されるものにより、リアリティーを喪失した…

逍遥する愛

怠惰なロマン 海のような肌 銀色の汗 つまらない過去 淡い悲しみ 気後れしては おもしろくもないのに 大いに笑う。

淡彩

無限性の祝福 言葉の顔 枢要な孤独 叛乱する風 むしばむ気温と 遅延する間隔。

曖昧な季節が、 愛を取り立てにくる。 浮遊する獣のにおい、 淡白な性欲のかおり、 抑制された春は破壊的で、 奇跡を押しつぶした カーペットでねむる、 瓶の中の夢は、 尚も抑圧的だ。