昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-24から1日間の記事一覧

空腹

惑星のぶつかる音、記憶に従属するほどに増していく敵意と、端的な例すら破棄して、隷属するということは、不潔なのであると、ありとあらゆる疑問を屠るために、我々は、生活音を毛嫌いし、軽薄な未来をたずさえ、互いをとがめるだけに至らせるような、複製…

加算

あるいは呼称されるものに引きづられてるだけの、貧寒な者として、行方も知れず、したがうだけの駄作として、あるいは、かばい合う時折に、行きすぎた感情を倒錯させて、腐ってくだけの情報をあたまにつめこんだ、付属品として、みにくく理想をふみにじるん…

書くと核

縁取られた思い、ドロドロとした写真、いびつな感情に想起する物陰、あるいは君という壁、感情すらも絶えた後に敷衍する悠久の試み。

思念

恍惚を強要するような陽光、攻撃的な街はリリカルなものを持たずに、用いられる物で満足してるから、ぶくぶくと太るんだ。

飛翔

青春も終わり、僕らはたくさんの血を流した、便宜的なものをうたう破壊者が、社会を破壊し尽くした後、ひろがる青空は他者を照らすばかりで、自らを照らすものがなくても、儚く連なる思いは連動し、遥か無垢なものを携える。

滑落

どこにも帰らんと、防波堤の上を歩く。世界を終わらせるための予言なんかが叫ばれる夜、健気な星と鹿と肩甲骨、たゆむ現実の輪、無害の上に、圧壊する虫たちの鳴き声、あらゆる悲劇の大合唱や、悠揚な史実にからまる苦悩なんかがうつろな下校のチャイム、無…

蕭然

すべては まつわるままに まとまり、 だいたいのものは、 怠惰に消え去り、 さだめるものも 持たぬままに散る。