昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-16から1日間の記事一覧

孕む速度

記憶は歯止めもなく脳内を這いずり、掃き溜めの日々に積もる塵芥なんかを無駄に溜め込んでは、眠れぬ夜などを過度に作り上げる。

木漏れ日

擦り寄る思いが怨嗟を放ち、アイロニカルにつむぐ、似たようなものの連鎖により、世界は豊かになるらしく、らしからぬようなものを積み上げては、すべすべな足や、黄金の指から放たれる時間にへだてられぬものから、物語は加算されるものから離別し、輪唱さ…

終焉

叙情的にからまる樹脂、あてがわれた身体に注がれる太陽、補足される理由に反して、かかずらう動機は、器用に中空を破壊する。

訝る

強制的にせまるものが、今に瀰漫し、不満などをうたいながら、詰る月日に食い込む後が、今を飲み込み荒廃していく。

完食

ひっくりがえって眠る季節は清潔、結合される景色もスベスベで、全部が全部キレイなままだ。

クラシック

おまえがハードコアパンクを知っていたなら、無茶なんかしなかっただろうし、むちゃくちゃにするのは、そのむしゃくしゃした思いを音楽に投下させて、自らの爆発のいきおいと踊り明かし、てきとうに世界やエネミーをけちらすために、エッジの効いた音をスラ…

真偽を捨てた青

独裁は加速する。僕らは簡単にやせ細って、誰かの機械として、密告に震えると、語るネズミ。名前もない君は、日々を短絡的に消化しながら、安酒に泥酔する。国なんていらないから、国なんて知らないから、勝手気ままに鳴り響くブルースハープ、そこかしこで…