トーストの焦げた匂い、くらべられる世界のベランダ、裸婦像が踊り出す奇妙な夕暮れ、偽装された深夜に住まう窮屈そうな子供たちが遊ぶ遊具、競い合うだけの真実は、自らを苦しめるために、繰り返し嘯きながら、空を睨みつけ、ミントの香りがする夏から解き…

あんたらの暗澹とした模様が、でっかい猫なって、世界で遊び散らして、ぶつぶつ言いながら眠る。

季節の変わり目の夕暮れ、美しい死、君の寝息と、カスタムされた思い出、綺麗な横顔と、生温い風、化粧の後、濡れた洗面台。

君は正義をふりかざして、憎しみを増幅させていく。あらゆる正義に踏み台にされ、犠牲になる真理は、他者により縫い付けられ、そこで身動きを取られなくする。大衆により、操作される正義は、何かを抑圧し、誰かを監視し、支配するためだけに機能する。死に…

軌道修正なんかしないで、おどけて未来を捕食し、朽ちてく感情なんかが、てくてくと歩いて、のっぺらぼうな、日々を感覚で別れさせる。