昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-24から1日間の記事一覧

解き放たれる身体

重く揺らぐ身体、緑色の血と、退廃的な香り、未熟な言葉が聡明さを損ない、そっけない感じが夜風と混ざり、関連性を打ち砕くような連綿たる愛が世界に必要ではなく、世界自体を捨て去り、ペシミズムにひたるよりも速く逃げることが、命には大切であり、あら…

次の扉

命もいつか尽きて、使い果たすような義務から放たれて、美しくと分解されるんかと、加算されるようなもんに傘をさして、淡々と過ぎ去る意味のあるようなものでしか測れんようなものなんて、なんか味気ないようなもんやなと、投げかける意味も掛け違えてばか…

無学

荘厳の美学、頭は煮えたぎって、ギトギトの肌の連中がのさばるレンズの向こう、犠牲的な意思が孕む、現代的な憂鬱の物としてしか働きを加えない連動性によって、私たちの生はいじらしく蠢き、きわどい夜を貪り過ごしては、惰性に満ち引きする影の奴隷として…

やっぱり

あかんあれやった、神として生きるん忘れてた、いや違うか、神をも乗り越えて、名付けられたもんより、大きなるんやった。

唐突

メラメラ太陽とおでかけ、住まいは分からぬまま、まんざらでもない君の横顔と、切実ときらめく夏と歩いて、となりあわせでいる間隔が、どんどん狭まり、もう離れぬように、と。

会いたいと君

誰の痛みとも同化せずに、自らの痛みは、自らの痛みとして認識したとて、外から現れる誰かの痛みは痛いのである。