昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-28から1日間の記事一覧

愚弄

約束とは破られるために存在するのだと世界は語る。乖離する動機や、まくし立てる出来事などがせめぎ合い、誰かが怒ったり苦しんだりやかましいし、蓄積する約束は漂うばかりで、なんの役にも立たないし、大切なものなんて、体制なんかに左右されて、大切な…

憎しみの朝

信仰心なんかも消えて無くなり、偶像の街はタナトスをかかえ、偶然でしか愛せないような質感の最中に、もだえる真理は、司るものが示す形式的な行方を喪失し、相違するものは、実態に潜む物語に吸い込まれ、行方不明になる。

青い毛

強制的な言葉をシロップ漬けにして、手当たり次第に裁くような、馬鹿げた保身を飛ばして、漂い続ける君は、健気に一切を抱きしめる。

はじまり

淀んだ今朝の無事を祈るだけの人々が、ねたましく掴む太陽、はじまりは気だるくとも、少しでも前に進めば、ぐんぐん走る。

起床

のどかな余韻、精悍な顔をした太陽をにらみつけ、血合いされた魚たちの世界の終わりや、繰り返し伝うエゴなどがなだらかになるまで、なんども叩きを加えて、硬質にする思いは、つつがなく今を愛する聡明な今朝の形骸、残り香は速度を上げて、そこには、だれ…

諭す

抱き合う人種の影、外観を汚しながら、派手な服を着て、機関に通わす幼稚な議論を駆逐する。

機械的な朝

匂い立つ世界。退屈な習慣を踏まえた不機嫌な人々。悠揚な事実に転換される言葉の翅が撫でる豊かな瞬間を知らないから、慢性的な痛みを抱えているような正義なんて、次々と犠牲を生み出すだけだし、発展は退廃を生んで、邪魔なものだと排除して、信じるもの…

ぬくぬく

解決も忙んと、軽快に走り、ささいなことに苦しまんと、まぎらわしいもんを蹴飛ばして、自分の思い通りに意志を貫く。