昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-09から1日間の記事一覧

日々

浪費されるための日々のニキビ。ここにおとずれるものとズレたって、お構いなく進むのが、私であるし、あらゆる方向を無視して、無我夢中に貪る陽気なだけの私は、堕落したって気にも留めないし、気が気でないことでも、気分が良いし、動揺すらしない。犬の…

軽薄

夕闇の言葉を拾い集める。静謐なカップルたちが麗しく、正しさも捨てた二人は、自らの不和を隠すように、余韻にひれ伏している。わびしくたたずむ君を映すレンズ。一言もなく過ぎ去る出来事、途端に止んだ雨、香水のにおいが頭にこびりついて離れず、ずっと…

見つめる

そこにあるのは、確かな希望だけであるし、あるがままに立ち向かう先におとずれるものを、何度も打ち倒し、凝視する。

恒久的な襞

否定的な襞に吸い込まれる。過去はどこにもいかずに、そこで朽ち果て、定位置に引き摺られ、ズタボロになり、空白になる部分と、明白である今との境目を駆逐する自分との対立から、余白を埋めるために、余る自分が打ち出す距離が、恋しいだの、うとましいな…

うたかたの裏側

くたびれた君と意味、捕捉される運命がぐんぐんと伸びて、たたずむ基礎や規律を破砕して、たんたんとしのぐあたりから、風景を摩耗させて、季節を折り返して、応用されるだけの真実に堕落するだけの粛清に耐えて、互い違いになる君のさえずりが、こまくをふ…

虚実

もたつく汗、過ぎ去る永劫と真偽、果てない私欲の色と、淘汰された午前に磔にされる幸福や、衝動性の王冠をかぶり、卑劣に打ち出されることごとくの黒さ。