昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-10から1日間の記事一覧

幻想

たばねた数多の事実の塊。理由が粒子状になり、いえ真理に入り込み、インタラクティブな破壊を続ける。君の切実な願いを強請るだけの妬ましい午後。排出される思いが、俗悪なものに変化して、偏執していくまでの間にくるまる行き先に戸惑いながら、長らくに…

かさばる命と赤い血

化粧が濃いビル群を超えて、研鑽される精神が、延々と敷衍して、備蓄される苦悩を取り外し、理解を求めずに、とめどなくあふれる愛だけで今を精査する。

緩慢

言葉が役目を終えて、得たものは雨にぬれ、被害者意識にかまける連中が、しのごの言い放ち、一貫性をそこない、そこかしこに制限を加える。

軽薄

夕闇の言葉を拾い集める。静謐なカップルたちが麗しく、正しさも捨てた二人は、自らの不和を隠すように、余韻にひれ伏している。わびしくたたずむ君を映すレンズ。一言もなく過ぎ去る出来事、途端に止んだ雨、香水のにおいが頭にこびりついて離れず、ずっと…

球体の中で

模倣する子猫の怪我、森羅万象を無作為に食べる数学者の犬、欠乏していく描写に囚われる羊たちと、王冠を捕食する貪婪な人混み。

日々

浪費されるための日々のニキビ。ここにおとずれるものとズレたって、お構いなく進むのが、私であるし、あらゆる方向を無視して、無我夢中に貪る陽気なだけの私は、堕落したって気にも留めないし、気が気でないことでも、気分が良いし、動揺すらしない。犬の…

効果

痛みに耐える君のリズム。無数のシナリオが飛び交い、森羅万象を傷つける。