昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-11から1日間の記事一覧

優しいリズム

カエルもぺたんこなって干からびて、ミミズも、もう歩けんようなって、とか懐かしむ暇もあれへんような世界で、ままならんままに大きなって、なんか勘違いばっかりしながら、応用する日々に追われて、覚悟しても、なんか味気ないとか言うてる君の横顔が、刹…

媚薬

つたない記憶にもたげる物語、あらゆる根源にひりつく感情、がんじがらめになる思いにせばめられ、たたずむ思いは、むずかしく歪む。

幻想

たばねた数多の事実の塊。理由が粒子状になり、いえ真理に入り込み、インタラクティブな破壊を続ける。君の切実な願いを強請るだけの妬ましい午後。排出される思いが、俗悪なものに変化して、偏執していくまでの間にくるまる行き先に戸惑いながら、長らくに…

高尚な更新

化粧が濃いビル群を超えて、研鑽される精神が、延々と敷衍して、備蓄される苦悩を取り外し、理解を求めずに、とめどなくあふれる愛だけで今を精査する。

傾向

おもしろい顔した人々、窮屈な弁当箱に閉じ込められたウインナーや、からあげなんかが踊る昼下がり、緩慢な言葉が宇宙をさまよい、堕落したままに、主体性を捨てる。

秋祭り

やましい街と落ちた魂、酔いどれた皮肉屋がドレスを脱いで、奇形の夜を愛したフリをして、ギミックが蕩けた恋歌と踊り出す。

起床

英雄譚に断続する、薄気味悪い正義が叫ぶ幼稚な仕組みや、安全神話の先で飼いならされた平和が駆逐する所以にとめどなく溢れる血。