昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-13から1日間の記事一覧

無地

短絡的な独裁者は、カタルシスに至るために、こう煽る。「承認欲求と消費的な大家族。ムーブメントが迫る屈辱的な反復。理想を売るマーケットから、毎日は操作的に作られる。あらゆる原因はゆりかごで揺られるままで、本質として認識しているものは、憎悪を…

感触

さまたげられることもなく、理も言葉も邪魔であるから、あらがう先に現ることごとくも、統合され、統制されるだけの規則的なものから放たれる。

つむぐ

悩みも止み、もだえる隙間からは、みずみずしい答えが溢れ出て、敷衍する意識は、儀式的な終わりを告げ、つたない形式に擁護されずに、ただ現れるものを、そのままに愛するべきだと伝える。コントロールなんかされずに、ひたすらつむぐ先には、確かなものだ…

含まれたもの

愛に打ちのめされてしまった君の映画に入り込んだような観点から見て、そぐわぬ形を愛してしまったのかと、簡単に消費されるだけの、資本主義的な愛に背反し、君をすくい上げる。

継続される歌

便宜的な歌声に敵意はなく、ただ儚く歌われるものに弔われる短命な者にこぼされるのは、憐れみではなく、ただ散ることに意味などなくとも、果敢に続く思い向けた準備をほどこすための歌が、延々と響いていく。

簡単

なんで生きて、なんで死ぬやろとか思わんと枷を外し、通り雨で寒い寒い言うてる暇もあらへんし、変化なんかぜんぜん気にせんと、あらゆる方角に対して、無知であるから、むしゃむしゃ食べる。