2019-10-16から1日間の記事一覧
わしら、笑うことしかできんから、なにかをつかんだり離したりしながら、かゆなったり、たよりなくなったり、なにかを無くしたりしながらも、延々と淡々と続くかぎり仰いだり、叫んだりしながら、足りんままでも、なんか食ったり騒いだりしながら、爽やかに…
反復される面影は、か弱いだけで、何も残さず、そこに到達する意識は、形式的なものを投げかけ、そこで永続されるもの腰掛け、淡々と広がる景色に絶えずシンクロしていく思いが靄を放ち、すべてを見えにくくさせては、屈折していく意識は、際限あるものにと…
止まらずに適当に踊ってやる、誰かに止められても尚、走る速度は快適で、敵意むき出しで、あるいは、敵意すら捨て去り、適度な愛で、無視する先に現れる愛と出会い、永遠を誓うよりも速く鋭く、心をつかんで離さない。
卑劣な闇に支配されずに、君の苦しみを昇華させるために、ためらわずに雨に濡れて、旅を続ける。
あんたが誰か知らへんし、調べるんとか邪魔くさいし、憎しみなんかあらへんし、あらがうままに進む先に、敵意なんかなくなる。
吸血する虫たちのセレナーデ、制限を持たずにわななく君の虚偽、矜持と狂気のあいだで軋む現実をむしばむようなドラマチックな瞬間で、やせ細った君の虚ろな目。
なんでも利用して、吸い尽くされるだけの人々が堕落していく瞬間にせまる背徳や、幼稚な闇がつきまとい、毎日に惜別を伝え、ひっくり返される瞬間に純化していくものが、延々とエモーションを伝えて、対比される苦痛や、その場で悲劇を繰り返すだけの惰性な…
欲しいものなどは作られるものである。絶えず運ばれる苦痛などは、自らが持ち込むものにより、その痛みは増していく。