昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-20から1日間の記事一覧

内面性

からからになった身体に通う苦痛なんかを通過して、君の苦しみなんかは、繰り返されることもないし、自分を愛するがゆえに、誰かを傷つける必要もなくなったあたりから、自分とは確かなものになる。

矯激

夢の先の傀儡。混沌とした国の中で探す、仰々しい立秋と、完全なる愛の下腹部にちりばめられたメタファーが乱立する風景に沈殿する意思。教条がラフに深慮するあたりから、一切は裏切りの反復。類似品であふれ、高騰するだけの、似たような関連性に征服され…

喧騒

道草くって、どこにも帰らんと、見上げる空は綺麗で、機械的な街もアンニュイなもんやし、与えられたものが制限を加えるような審査を超えて、気配を隠し、平然と痛みに耐える。

血と緑

ひっくり返されたカエルがうつむく、曇り空の下、びしょ濡れな君の外に補完される星の記憶、なぜ星たちは丸いのかを知る私が磔にされ、裁判にかけられる。

弛む

まがまがしくかんかん照りの太陽、有する数多の小休止、飢渇するだけの精神におとずれる強行、狂信者たちははびこる悪意を鉤爪にしては、後ろから迫り、背中を傷つけるような卑屈な悪意が貪婪に迫り、世界を苦しめるのであり、あらゆる安定は、あらがう先に…

ひろがる

巡礼を終えた鳥たち、信仰するものなんか捨てて、自由に羽ばたく私がばたつく雲の上、ひるがえす夢の音、すべての後にせまる高圧的な所以をけちらして、描く所以だけがひろがる。

かゆみ

肺におしゃれなチョコレートを詰めて歩く。憎しみを増やす動機に磔にされていく所以が肥大し、悲観するだけの輩が排除をうたう。