昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

破壊的な君

いい匂いがする本が好きだと、笑う君の目の奥にきらめく銀河や、持ったされた憎しみにより食い尽くされる人々の構図や、ちらばった意識が無限大の宇宙を形成し、生まれては消える運命だと、インモラルな衝動に沈み込むニヒリストたちの競合や、駆逐されても…

ニキビ

迫害されるだけの、幼稚な国に帰還する君がおちいる隙間には、ニヒリストのハエや、ルサンチマンのネズミなどがうろつき、毒ヘビどもがたむろする機械的な国家が偽装する真理に基づいて、正しさを武器に虐殺を繰り返している。恬淡に消費していく結末を縁取…

超軌道修正

ずっと堕落して、フラクタルなもんなんかあらへんから、変化し続けるよりも、ただただ前に進む鋭さで、衰亡しても尚、すぐさま繁栄するんが、この人間というものの哀れとか、同情的に敷衍していく、この妬ましい憐憫を超越して、人間的なもんを脱ぎ捨てるた…

言葉の子

銀河に溜まる言葉。重なる行方は重量を持たずに、漂い続け、行き先も持たずに浮遊して、逸脱し続ける先々で乖離し、理解すら求めずに、とめどなく現れる今との対立を続け、つたない位置から意味を引き出すだけの悲観的な人々の観点が、墓地に変わるだけだと…

波形

アイロニーな街が論理的に消費していく誇大妄想が加速して、引力に反するインディアンたちが歌う精霊的なリズムが唸り、代用品として悶える化石のような美しい恋人たちは、本質的な愛を損ない、姑息にもたげる憂鬱の歯がゆさが、愛に似たようなものだから、…