昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

上り詰める

孤高に浮かぶ桃に乗り、仙境へと向かう。真理は宿など持たず、中空をさまよい、意味に酔い痴れながら、徒然となびく風に漂い、遊蕩な季節に綻ぶ人類のコードたる遺伝子を破棄し、改竄されるだけの時間などを持たずに堕落して、フラクタルな宇宙との理を破り…

形跡

横では虫が鳴いてる 音色だけが、 物事の不確かさを、 明晰なものに変え、 感覚を与え、 表現を持って、 今にグルーヴをさずけ、 存在のあいまいさを、 確かなもののように 成立させる。

反応

空にツバ吐いて、 もう大丈夫だよって、 他の誰かの身体を借りて、 メタファーをつむぎ、 何かを辞めるのは、 馬鹿みたいにだから、 太った世界から 君を救い出すために、 ずっとそっと描く。

夜のことば

この夜を終わらせないために、 革命の鐘は鳴り続け、 けたたましく唸るたましいや、 やかましいだけで、 蛇行する奴らを蹴飛ばす。

翻弄

インモラルな羽を広げ、陰鬱な肖像画に閉じこもる、ケミカルな君や、繰り返される日々が、やがて惰性なものに変わって、クリミナルなものに支配され、散漫な動機を売買する悪い奴らがすり替える普遍性が、いちばんの悪を吐き出し、正義を担ぎ、すべてを破壊…

翻弄

インモラルな羽を広げ、陰鬱な肖像画に閉じこもる、ケミカルな君や、繰り返される日々が、やがて惰性なものに変わって、クリミナルなものに支配され、散漫な動機を売買する悪い奴らがすり替える普遍性が、いちばんの悪を吐き出し、正義を担ぎ、すべてを破壊…

高尚と高揚

饐えた香りがする瞳孔、まがいものの胃液がこぼれる、おぼこい過ち、ちまちまとした熱情の顆粒、ぬじ巻き動く振り子のような心音、禁忌を高揚させ、黒い空腹と、空位を埋めるための黒いリボンで縛られたクチュール、臨床心理的な酩酊から、目玉焼きに書かれ…

饗宴

資本主義にのっとった、 短絡的な快楽の傀儡、 完璧な移行から 送られてくる信号が、 信仰をも揺るがし、 絶え間ない快楽だけに ひたるような者どもの どう猛な叫び声が響く。

召される感触

まじりっ気のない空、 さっぱりとした味が 口の中に広がり、 疲憊した君の感性を かがやかせ、 美しい涙に、 うちのめされる。

最高の日々

どこにも行かなくても、 俺たちは最高であるし、 どこかに行ったって、 いそがしくて、 つかれるだけだし、 ここにいるだけで、 いつも変わらず素敵で、 いつでも、いつまでも笑顔だ。

不滅

饐えた香りがする瞳孔、まがいものの胃液がこぼれる、おぼこい過ち、ちまちまとした熱情の顆粒、ぬじ巻き動く振り子のような心音、禁忌を高揚させ、黒い空腹と、空位を埋めるための黒いリボンで縛られたクチュール、臨床心理的な酩酊から、目玉焼きに書かれ…

愛について

深い愛こそが、カタストロフを生み、すべてを踏みつけ破壊しても尚、まだ足りないと、破壊の限りを尽くす。世界を始めさせようとするほどの愛が、世界を純粋に終わらせる。自己愛を、人類愛にまで昇華させても、愛とは絶えず歪んだ結果を生んだが故に、愛の…

荘厳な交信

高尚なものほど、 今をいたぶるのであるし、 あらゆる制限の中で、 軽薄な精神が打ち出す 現実性が生み出す聖戦やらが、 うとましく感応するものなどは、 今におちいるべきだと、 過ちを謳い、 今に罪を感じるべきだと押しつける。

消しゴム

脳内麻薬がタランチュラのようにせまる。揺動されるだけの君は堕落して、フラクタルなものだけを目指して、物語の端っこで、似たようなものの一部を演じて、なにかを恨んでは、自分などは無いのだと嘆いてばかりいる。

抵抗性

誰もが誰かの奴隷だと気づいたころには、何かに隷属して、はしたない夢を見ているのかと、簡単に正気を失い、何かとつながっていないと不安な奴らがざわめく感度、あらゆる不快感がむしばむ遊蕩な日常、内面性を踏みつける巨大な足たる社会的弱者の恍惚とし…

抵抗性

誰もが誰かの奴隷だと気づいたころには、何かに隷属して、はしたない夢を見ているのかと、簡単に正気を失い、何かとつながっていないと不安な奴らがざわめく感度、あらゆる不快感がむしばむ遊蕩な日常、内面性を踏みつける巨大な足たる社会的弱者の恍惚とし…

忙しいだけの身体

私の大切な子供も死にました。なにかを守ろうと必死にもがいた友達も死にました。だれもが何かにすがるから、彼女は、馬鹿な奴らの仲間入りをしました。だれもが、寂しがるばかりで、馬鹿みたいに笑うのです。徒党を組んで、自分たちこそ選ばれた人間だと、…

変換器

君の噛み締めた過去の ビターな味、 孕む意味も、 今を体現し切れず、 ただアンニュイなままに、 信号に止まり、 変革にいたらずに、 変化を恐れ、 今に屈する。

終わりを嬲る永遠性

人工的な街、 悲しみをためこむ 陽気な最中に攪拌される ジレンマや、 窓枠を破壊するほどの悲しみに ほどこされるデコレーションの空疎な 関連性にしびれていく大脳や、 空白を埋めるための 愛とは、そこでの簡素な空白を 埋めるための愛とは、 だれも帰っ…

忙しいだけの身体

私の大切な子供も死にました。なにかを守ろうと必死にもがいた友達も死にました。だれもが何かにすがるから、彼女は、馬鹿な奴らの仲間入りをしました。だれもが、寂しがるばかりで、馬鹿みたいに笑うのです。徒党を組んで、自分たちこそ選ばれた人間だと、…

孕む月

おもしろくゆらぐ月、端的な余韻に迫る、元来の羽をはためかせ、悠遠にこしかけ、けたたましく鳴き散らす、最後の夢、または、咲き乱れる憂鬱に放たれる、至高の時を折り曲げながら、屈託無く笑い、いたずらな時に消費される差異と愛のあいだに、感染してい…

終わりを嬲る永遠性

人工的な街、悲しみをためこむ陽気な最中に攪拌されるジレンマや、窓枠を破壊するほどの悲しみにほどこされるデコレーションの空疎な関連性にしびれていく大脳や、空白を埋めるための愛とは、そこでの簡素な空白を埋めるための愛とは、だれも帰ってこない孤…

孕む月

おもしろくゆらぐ月、端的な余韻に迫る、元来の羽をはためかせ、悠遠にこしかけ、けたたましく鳴き散らす、最後の夢、または、咲き乱れる憂鬱に放たれる、至高の時を折り曲げながら、屈託無く笑い、いたずらな時に消費される差異と愛のあいだに、感染してい…

是非

神を信じていたとしても、 崇めるべき神はいらず、 君はいないし、 探してもいないわけだから、 示す必要もなく、 砕けて散ったわけだから、 わけへだてないから、 今の空白を埋めることもない。

毛玉

段々畑に降り注ぐ 赤い陽光、 高揚感により、 引き剥がされていく 精神は、 軽薄な論理に迫害され、 儚さに揺れ動きながら、 健気な思想を育て、 惰性な繁栄から、 何エーカーもの悲しみや、 モノグラムに耽る今にも 現れる空腹や、 あふれるマグマや、 敷衍…

貪られた身体

荘厳に嬲られた身体、 還元されるために、 浪費されていく 観念が軽薄な論理を たずさえ、 むしばまれるだけの 意味は当てもなくさまよう。

毛玉

段々畑に降り注ぐ赤い陽光、高揚感により、引き剥がされていく精神は、軽薄な論理に迫害され、儚さに揺れ動きながら、健気な思想を育て、惰性な繁栄から、何エーカーもの悲しみや、モノグラムに耽る今にも現れる空腹や、あふれるマグマや、敷衍する景色や、…

健気な雨

永遠性をふくませた雨、 制限を持たずに 継続される意思も行き過ぎ、 あらたな洗礼を受け、 初々しく羽ばたく意志だけが、 飛ぶための力を与え、 延々と飛び続ける。

隔世遺伝

惑星間に示された 物語をかきむしり、 懐疑的な明日に 孕む形而上学的なものに 惑溺しながら、 わななく思いに くたびれ、 空腹をいやす シンドロームに緻密に住まう、 背徳感がレジスタンスを形成し、 契約的なものから 屈折していくものが被弾し、 今にも…

書くということ

悲しんでいた自分は、 悲しみすぎて死んだんだ。 次に紡ぐべきものを、 たしかに綴って、 続けて行くん、だ。