昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

しどろもどろ

吸収、パンダみたいなOLが笹を食いながら、麻薬が生み出したドラマを見ている。酩酊する深夜は入り組んでいて、パスワードを不必要な恋愛に取り組みたいが、依然として、しあわせや愛とは幻想や記号に変わり、魯鈍なものを次々と生み出す。お前の残尿感なん…

感知

虫の声、鳥の羽音、息の靄、むらがる人々の汚穢や、終末論者の夕暮れ、偶像に溶ける瞬間の湿度、古代から連なる意思的な遺跡と、相互する意識との別れにより、屈従するだけの意識を喪失するほどの、恋と嘔吐、あらゆる喜劇なのだと、生命を補完するだけのタ…

異物感

君と見た星の数、 夜の匂い、 飛んでった記憶の後、 冬の音、 苦い朝、 浅いだけの昼、 痛みもなく、 夜は夜である限りに 通り過ぎ、 君の痛みを、 神や街に、 あずけていく。

あらゆる美しさの影で

誰かの願いが潰え、得たものも邪魔になり、担う意味も、今に重くのしかかる。このような、退廃的な呪詛こそを、破砕するために、私とは存在しているのであり、与えられたものなどでは、満足できぬから、こうやって、調和なども求めずに、とめどなく反するの…

いさかい

水蒸気の夢は埃か? あらゆる対比は、 有するからこそ、 与えられた価値に 収まるために、 保たれるものであるがために、 絶えず何かとの 差異を求める。

愚弄

ぐしゃぐしゃの胃の中、 頭ん中では、 ライオンや ハイエナが這いずる。

陽気

休日のモコモコにふれて、 なんか上ばっか見てたら、 ぜんぶは晴れて、 歯がゆいもんも、 なんか痒いわけではなくて、 なんか少しづつ 押し付けられものから、 ランランと放たれていく感動。

加算

悪さばかりを伝える葉音、完治しない痛みを孕むだけの人影、怪訝な人々が破壊し、曖昧な表現を続けるドラスティックな悪魔たちがはびこるバビロンや、パーティーピーポーたちは、頭の中で飛ぶ虫を潰すために、飛び跳ねながら、ながめる日々は俯瞰を飲み込み…

衝動的な夏を写実的に収めた者の鼓動

体感するもののどれもが、退屈なものであり、理屈をこねあげ、自らを正当化するほどに広がる非道なものにより、氾濫する虚しさにむしばまれ、誰かや何かに隷属するほどに、走る冷え切ったものが、エモーションをも凍らせ、他者から借りた言葉で、現在を汚す。

循環

私は誰もいない 夜との結婚を終え、 徒然なるままに、 もまれては擦れ、 現れては外れを 繰り返しながら、 静謐な余韻を駆逐する。

紡ぐ

空を自由に歩いて あてがわれる 意味に反して 僕ら 誰にも使われず 捕まえられずに 自由すらも超越して 空と手繋ぐ。

焦げる

感情移入を続ける君の季語が降る、銀河にせせらぎ、機械的な街の誇大妄想が、パスワードを促し、印象に蕩け、熱病に浸る。

昔話

すべすべの夜、ゆれるブランコ眺めながら、期待を孕んで、愛を結いながら、どんよりとした街で、やさぐれるんもアレやから、理由なんか排除して、刹那にからまる夢なんかを織り込みながら、赤裸々に語る私は、ロクでもないもんでも、たしかに愛する。銀色の…

星屑の雨

定理を撃ち抜く能動的な弾丸、酷薄な日々に幅寄せするバビロンのダンプカー、亀裂が入った星からは、物質的な有余がこぼれ落ちる。

信用

どこまでも曖昧なもんを、簡単に還元しまんねんなって、なじるよりも早く、自由すらも疎ましいもんやし、あらゆる悲劇を加算するだけの、簡単な身体として、段落にひそむ快楽の傀儡どもがうごめく深夜や、シンドロームに移っていく互換性や、悔悟を謳うだけ…

超克

大義とは煽るものにあらず、 ただ静かに宿すものであり、 誰かのものでもなければ、 思い通りになるものでもなく、 ただそれは、 そこにあるものであり、 あるべきものでもない。

警世の歯がゆさ

蔓延する痛みも、円満にならへんのかいなって、難癖つけるだけの、あの子らが唾棄するもんが、妥協とかを謳うしで、しいたげられてくほどに、増してく苦悩やなんやかんやが、テクノロジーの呪いや言うて、鬱鬱としたもんを撒き散らして、ままならへん思いに…

この身体を捨てて、 どこまでも飛び立ちたい、 ただ不埒にずれていく感覚に 息も絶え絶えで、 もだえる隙間から 得るものすらもなくなり、 似合わぬ意思ばかりかかえ、 現世に居残るよりも速く、 もっとも速く通り抜ける。

偶像

ゴロゴロ健気に ころがって、 どこにも帰らずに、 中身のない会話を 孕ませて、 めぐりめぐる。

裕福

全体主義を映す角膜、 ひろがる世界の アノミーや、 有する価値が 生み出す悲劇なんかが、 今を傷つけるか なんか知らんけど、 つたないまんまに、 あらがう勇姿。

俗悪

重力にすら反し、すらすらとうそぶくラストシーン、 イザナミとの恋愛を終え、藝術的な想起から、散漫な原理に運動的な何かを打ち付けるための愛が跛行し、半分の情況に陥るだけの闇との成熟した関係から、経過していくものが打ち出す汚穢などにひれ伏すより…

罪の乱用

彼らは自らの意思によって、確実な死に至り、彼女たちは、自らの執拗な欲望によって、自らに病を課せ、過ちを増加させる。

幼稚

君の気まぐれも、 誰かを傷つけ、 即座に腫らす心は、 どこに行き着くわけでもなく、 空白を埋めるためだけに、 さまよう。

調和

通貨や貨幣よりも 心地よい愛よ、 いいわけもなく、 良いわけもなく、 わけへだてもなく、 わだかまりもなく、 くたびれた宇宙の底で、 筋書きもなく、 その先も端もなく 君の心音と沈む。

湿り気ある夏

しめった夜の匂い、花火の火傷で、ケロイドになった小さな痕、高揚感が断続して、踊り出す木々、機械的な音が聞こえる外、さよならと駆け足で走り去る休みの日、悲観的な女性の長い髪が詩的だから、がらくたみたいな身体を捨てて、さまよい続ける泡沫の午後…

高尚の明るさ

ずる賢い歌詞が降る便宜的な余白、緩衝するために存在する物質であるはずの、我々が貪る広告、恍惚としていく感性は昇華を迎え、無垢なままにほじくるあてもない日々を褒め称える。

快活

リズム感もなく、走り回る星屑、補正されずに、そのままにデタラメであり続け、データに反し、自らの意志で突き抜ける快音。

生きること

活路なんてあらへんから、穴掘って、優雅に過ごして、規定によりうんぬんとか、邪魔臭いから、期待なんかせんと、朗らかに生きる。

ニヒリズム

なにをするにしても、 可能なもんばっかりですし、 抗ってばっかりでも、 疲れもしませんし、 仕上げには、 世界をどつく所存です。

存在

行為の遅れから 断続していく風景の 切れ端が綺麗だねと、 短絡的な衝動を照合させるための 映像を延々を映し出すためだけに、 過去を算用し、 あらゆる原因を過去に求める限りに、 存在とはもたつく。