昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

見つける先の闇

空間を切り裂くほどのアンチテーゼ降る夜に腰掛け、永遠を捨てる。乗り越える名前や死が中空に煌めき、はためく永劫に意味が重なり果てる後から記録と記憶を打ち出し、移し替えては、奇跡を化石にさせては、恬淡な動機に流出していく過程に形跡を与えては、滞留する記憶に経緯を結んでは確かな愛を重ねていく。権力の暴走を止めるべく、権力は市民に帰し、一挙に介する力を分散させ、用いる力を解く。 法は誰彼構わず法の名で裁くサディスムを生み出し、裁くだけに権力を与える拷問機械へと化する。 ただ与えられた権力は私物化し、傲慢さを生み出すだけに至らせる。 使い道を間違えた力は、ただ果たすべき力に朽ち果て、自らを喪失し、現実という名ばかりの過去に成り代わるだけのシステム内で倒錯していく。 システムとは、保たれるべきにあらず、ただ用いる力に屈するままに隔てられるだけにシステムは退廃するだけの力に加担していく事に誘引される。 物事を牽引する偉大なる権力は、大いなる誤算を含んだ遺跡たる父である役割に果たすべきゲームの中で厳かで、罰的な役割を各世代に示し、隔離される原理的な形式から、軽薄な関係に結ばれる軽々しい性的魅力から、虐げられる拷問へと交換されるヘテロセクシャルから、安心安全な神話を垂れ流すロストテクノロジーの呪詛を放つエゴを抱えたエコロジストや、シスコンなシステムから乖離する母体を失ったかばい合う愛の墓の聖母や、墓標にかかげられた暗鬱なシナリオに悲劇的な契約を交わし、家に引きこもり、帰らぬ愛に縫い付けられては、連綿たる所以を手繰り寄せ、風化する怒りから、確執や軋轢や、曖昧な毎日を締め付けるマインドや、体たらくな語源に深まる理想化された次元から、赦しを請うあがないから、哀感を抱える煉獄に運ばれる憂鬱な微笑みに補完される追憶に犇めく被害者意識から晦ます行方に透過していく固執から、修繕されない痛みを内服する喪失から、飛来する過信を重ねた季節を超越する権力たる父が支配を繰り返す精神依存的な損傷を海馬に含ませ、量子的に測る観念がケロイド化し、初期宇宙から引きずる初期化されない痛みに加配される喪失感に相違し、同意を求める形骸から、加算される悠遠さに引き延ばされる永遠性は、整然とした世界に引き払われた今にも締め付けられては、抵抗を加え、罵る家庭から傀儡化していく痛みに指定された義務感を吐き出し、色あせる世界から混血していく過程に退き、知り合う過程から愛は含まれ、確かな愛を滲ませながら、疎ましい意味を突き抜け、奇跡的に入り混じる果てに始まる愛はゆっくりと自らに浸透し、生きた意味合いを痛みに変えては、締結していく後から新鮮な意味を含ませ、混ざり合う今にも絡み合いながら、確かな所以に流れ着く。家族を織り成し、何かを手に入れ、狩りし、囲う、という幻想は崩れ去り、ノマド化が進み、帰らぬままに傀儡と化する時代は終わった、と時代を終わらせたがるペシミストが一番の悪意を用い、何かを支配し統治する。 到達する意味合いは、互いを蔑み、確かな視点を失い、論点は倒錯していく。 次々と家を変えるように恋に落ちる。 街並みは違う形式を家々に託し、帰るべき開かれた門から孤立する孤独者が右往左往していく。歳老いたら、過去の恋の残骸をすするようなものだ、と惰性な春から破壊的な権化が思考を彩り、恨むためにシステム化した怒りを暗鬱に配し、監視下に置く自らに数字を並べ、見つめる先々に戦争や、占有や起源や悔悟を置き、ただようルサンチマン流刑地で果てる命に投下する痛みから解放されるべく、さらなる痛みは肥大し、普遍的な性質や、静謐にゆらぐ偽善的なコアに陥る人並みな感覚が、人を皆、神に変えるような歪曲した引火から、軽薄な神はシステム上の最高権力者に変わり、大それた意志を放ち、統治を繰り返す土地化した主体を国家と名付け、支配するに至り、盗み取る税は守るためなのだ、とうそぶく限りに偽善的な投影を繰り返す痛みから軌跡を踏まえず、緩和しない痛みは得たものに拘泥し、行為は、引きずる限りをうそぶきながら、帰宅途中で地獄に落ちるような衝動や症状から勇躍しては、諦観していく指定駅から晦ます行方に事情を重ね、ねじ伏せる後から塞ぎ込む互換を貨幣価値に課せるカタストロフから、複雑に入り混じる所以に引き裂かれる最愛な日々に新緑に含まれた愛がアイロニーを吐き連ね、敢行する意志から季節を踏みにじる後に足枷はめこむ世界から減り込む前衛的な創造に漁れる幽遠さから差額を差し引いたモラルなどが、無駄口叩きながら、対価を求める語源を卑賤な価値で包み込みながら、混み合う意識を斡旋しては、貸与した身体に悲喜交々とし、申し分も無く出し渋る後に交換される形から沁み入る分岐点に転換される形にチグハグになりながら、塗り替えられた後に崩壊し、自らは水際に立たされ、たじろぐ後によこしまな考えをスクロールさせ、世界性に乖離し、頓挫していく途端に保険をかけ、苦しむ間際に暮れ行く思想は安易な考えに合理性を求め、協調し、硬化していく考えに孤立する正しさを見られずに濫觴する背徳な考えに合意される下に配される愛憎から理性は奪われ、猥雑な価値に収まり、自らに配された確かさを失い、倒錯する同一性に消え去る。