昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。


ふっくらとした夜を仰ぎ、寝過ごしたままで眺める天井も何か不安をかき消す経路を今に運び、有頂天になびく四季にたゆたいながら、この意識とは不羈なままに至ることを目指すよりも、目覚めるためにたゆまぬ努力を重ねるよりも、願い祈るだけに意味を置かずに、ただ儚く揺らぎ、華やかに散る散る今にも、接続される永遠に深々とお辞儀するままに至る軌跡をただただ眺める、まる