2015-09-03 怪物と街 覚者と愚者が経巡る。 空間を遮るケモノも エクスタシーに濡れ、 にわか雨に汚された身体を 前後左右に打ち付け、 自らの磔にされた 五体を傍観し、 懺悔しては、 離別した身体に未練を 残しながら、 願いすら滞る明日を抱きながら、 ただ傍観するだけで、 日は暮れる。