昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

恋の交わり

かかずらう思いがずっと先に
抽出される冬景色に
くゆる暖炉の熱が、
葬る言葉や、
昂じる思いにほとほと、と
嘆く辺りから、
この幼稚なギミックを放つ恋は、
駆け引きがなんだ、とうるさく、
ごまかす事でしか、
自身や自尊心を埋められぬから、
損なうだけの恋に陥り、
未熟なプライドは、
ただ引きずる後に
残る自分を傍観するだけに終える。