昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

神と神、夜と夜

長引く夜の会話が響く。銀河では、折折に和む月夜との対話を終えたかぐや姫や、偶像を重ねた論理的な幾何学のサイフォンに沈む意味に涼む君の倫理観が狂騒へと乖離し、理解は、深まる動機に道理を突きつけるだけで、一貫した苦しみを繰り返し鬱積させるような街並みに記号化された人並みにさらわれる瞬時がやがて溶け合う論理のさなかで独り言にたゆたい、苦しみ行為に果てるだけの動機に軋む今から意味は衰亡し、この難解な哲学的な胸裏に阻まれるだけに、厭わぬ気持ちに嘔気を重ねる悩みごとから解放するような答えすらも超越した意味を運び出す事が、この考えであり、考えに還元されるものはあらず、買えるものも、変わるものも無ければ、思えば底なしになるし、そこには何も無いし、何もかもがあるし、と堂々巡りするようで、この命は、儚い刹那に融合し、無駄に生産せずに、買い取り、買い取られるものなどは、その刹那に消え去るだけに至り、その空しさを埋めるだけに至り、欲そのものは抑止できずに、その場で膠着しては、理解にも至らず、その場でうずくまり、時間に還元されるだけの理由に悔悟を伝えるだけに反響すべき愛は、ただ配下に下され、その場で加工されるだけに多幸感も無く、ただ抱えるだけに至るだけの苦しみに至るまでの距離に至る君との関係に至るまでの距離に至るとか、至るばかりで、その間に意味は、今に備わらず、ほくそ笑む価値は、その場で自己を隷従させ、何事にも横着に示すだけに構築すべき出来事に構造を授ける限りに、その場で堅牢に変わる意志は、どんな物質をも貫通させるような鉄槌に変わり、錯雑な無意味をたたき続け、つたない意味も儚い動機に変え、至るまでの距離に虚偽を伝えるだけの遊戯を終え、ミシミシうなる夜に帰結する。「投棄されたこころは、どこで買えるのか、と君はルールに拘泥したままで、その至らぬ気持ちに痛みなどを抱え、ドーナツ化していく感情に入れ込むだけの心ない価値だとか、家畜になるべく与えられる餌でみるみる太る不等な意味から平等や自由などを謳い、人を抑圧するような人たる名称から、縁取られ位置づけられ、時間に囲われ、空間で枯渇するぐらい、何の苦しみにも値しないのに、そこに価値を置き、定理を結び、動機に道理を授け、そこで抑圧されるだけの人間たるものから抜け出せずに、苦しむ君の顔も、もだえる過去も、今に囚われているだけに苦しみは増すだけであるし、ますます増える苦しみは陰惨な価値に至るだけに価値の中で破壊されるだけに至るような痛みに苦しみ続ける事を反復させる事を過去と呼ぶ。」独り言は貧寒な夜にぐさっと刺さる。惨憺たる安易さが降る夜に希望も凍り付き、効率ばかりで面白くも無い世が叫び続ける。鬱積する苦悩は、内心に殺伐として離人的な心象に乖離していくシステムの向こう側で、無辜な者をあやめるような権力を装置化しては、仮死化する人々の母体から改造された心情が懐疑的な日常を貪婪に食い散らかすだけに朽ち果てる動機は、印象にとろけ、短絡的な動機に邪推するだけに至る管理的な処理から、枢要な事実を失い、喪失感にゆだねるペシミズムが流行しては、世界の終わりに反戦歌や、横溢していくルサンチマンから、簡単なテロリズムから、仮想現実に供給される愛憎に相違していくだけの反発から、汎用される是非から、全体主義が促す超誇大妄想的な傀儡政治から、陥落していく地域から、エクソダスする捕囚たちの踊りから、行為そのものに頒布される最悪の軽薄さや、浅薄な物語を今に吐き出し、破壊的なだけで浮薄な者が綴る意識の革命などに宗教的な語弊から、根底は混沌へと送られ、神を操作し、神を捏造し、自らを神に仕立て上げる者に、虐げられる今から虚仮にするまでの間に迫る贋物の価値や、カタストロフや、人の世に敷衍していく普遍的な領域に迫る倦怠感とレイシズムと怜悧な分別から、死に至る意味から、君に至る病から、荒涼たる由縁になびく意味に嬲られる君の孤独や、虚空や、時間に対立していく数学的発散から、狂気に至るまでの虚偽から、輪唱していく呪詛から、破壊的な獣毛で包んだ雪崩に込める呪文から、人徳などを謳うだけの原理に浸るだけの行為に意味すらも見出せずに、ただ破壊に至るだけが、この人間たる者の哀れであるのか、と曖昧なマインドに指示するだけのマップすら要らずに、さまようからこそ、この命は宛先も無く、誰にも届かずとも、君ひとりに確かに届く喜びに震えるのです。抱き合う夜は、清潔感を携え、清廉な言葉を怜悧な時にこぼし、悠然と長ける思いが、神秘を携え、その永遠に昇る心地に強度を授け、ただ生きるとは、上がる事にあるのか、と感じる合間に、快楽は関係無くて、ただ伝わるままの姿に迫る凪に迫る硬直した自己から、制圧される感覚に還元されるだけに明け暮れる価値を打ち砕くまでの自己に流動していくだけの影から、固執していくだけの肉付きに触れ、ただふくよかな君の胎動で眠る事にかこつける事すら不潔に思える限りに陰る本質は、漂うだけに試練を重ね、ジレンマを用い、もどかしい今にトラウマなどを授け、高尚なども求めず、ただ複製されるだけの形に破棄される自己から結ばれる形も、ただ加工されるだけの品位に迫る今に摩耗し、朦朧としながら、しなびた記憶を品定めするような輩が存続を願うものなどは、既得権などを守ろうと叫ばれる事などを引きはがすべく、君はひとり強がりながら、何事をも恐れぬからこそ、恐いものもあるものだ、と曖昧なままに下される意味から瀰漫していく不満足などに至るだけの今すらも超越し、延々と備わるだけの過程を乗り越え、超越する先に、我々は夜と対立せずに、ただ入り交じる夜に敷衍していくだけに尽きる。