昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

汚穢ばかりがたまる街に未だになれぬ、と促す赤子の手も冷たく、ただ猜疑心を吐き出すカラスの悪魔的な鳴き声が波及し、配膳される餌に群がる畜群ども、とののしる辺りから、意識の自由は損なわれ、即座に補完されるだけに至り、そこで捕囚されるだけに至り、ほどこうとしてもほどけぬ足かせや、匕首迫る嘆きも、どこにも届かぬ、まる