昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空疎な夜

硬質な夜を、ただ愛する。静謐な夜に熱い鉄を打ち、虐げられる世界へと旅立つ順序にすら反する。様々な夜は、面影を編み込み、携える悠遠に思念を移行させる。世界は、夜を母として認識し、唱える理由を闇雲に幽閉していく。疎外される観念は、締結する夜にジレンマを敷衍させ、貧困化していく思念に受理される憎しみばかりが洗練され、連続する苦悩に能動するだけの繰り返しを引き起こし、根底に飢渇するだけの状態に損なうだけの形に求められる言葉から、数々の実体は夜に収斂し、鮮明な過去から枯渇するだけの身体へと分離していく果てに悶える私情も、硬化していくだけに至り、その場を用いる影を粉末に変えては、貸与する理由に私有化されるだけの圧力から抵抗を加える夜に信念はねじ曲がり、求められるほどに夜は、夜としての役目を終える原始的な動機に老廃物をため込み、己の異物感に連動する粛清の厳寒に迫る対抗意識から戦争的なデカダンを引き起こし、己のマグマを吐き出し、ドグマが発散されては、己の価値の家畜として、この夜に虐げられていく。虐げられるほどに補填される怒りや悲しみの経路に発散される原理から、利己的なドグマが、新たな消去法を用い、ほとんどを疎外させ、自らの外側に反し、関する理由を差別的に分別するころには、侮蔑されるだけの身体は、破壊的な条理に攻め入られ、センチメンタリズムに陥り、横溢する現象に損なうだけのデカダンな理論から、早熟な精神は、痛み止めを求め、意識を硬化させ、自体を南下し、暖かい日を求め、貧する形に有するだけの夜を生産的に製造していくだけに陰る思念は、有する価値の家畜として、貪婪に与えられた当てつけの餌を無心でむさぼり、無感動に至り、居座るだけの空間に利用されるだけに終える。犀利な意志すら持たずに、交互する夜に支配的な契合ばかりが、儀式的な婚姻として、この夜を太らせ、事実を歪曲させるだけの一過性に吐き出される言葉にこそ、正しさはねじ曲げられ、物事を遊戯に変え、遊蕩していくだけに幽霊と化する思念に加速していく愛惜から、因縁はため込まれ、因果応報などを謳うほどに補填される罪と罰から、死刑台へ送られる情報源の囚人たちが描くモノクロームな森厳に発散されるだけの正義だけが、最もな悪を生み出し、定義を見出せず、ただミイラ取りがミイラになるような反復を繰り返し、反発を知らず、破壊的に至るだけに印象に過激な思想を宿すころには、ただ傀儡として猜疑心を吐き出し、徘徊を繰り返し、配下になり、担うべき今も嫌いになるころには、なれ合いに興じ、混沌と仮想に描かれるだけの真実のような毒されたものに判断を求めるだけに下る意識は、昇華する事を知らない。心情は締結しては、寂れた意志を正午にかざし、対する間に愛などを悲観的に用い、感覚的に支配されるだけに追従する意識に最たる意味すらもコミュニズムや、コミュニティーの中で支配される意識に過程は偏り、ただ誰かを恨むための戦争の音が欺瞞をたずさえ、不満足を誘う。漂うあきらめへの忠誠から、最たる意味を喪失し、ただ貸与する身体から、関与する身体から、感応する身体へと分断していく現在に陰惨なものが迫り、物陰に腰掛ける物事に追いやられた空虚な身体が娶る時代などに寂寞を生み出し、砂漠化していく現在に悲惨な言動を残し、混同していく意識に混同していく状態から、遊歩しては、ぶらり消え入る真実も悠遠に疎外されるだけの個人的な憂鬱に返事を打つころには、孤独は互いに交換され、物事を硬化させるだけに至るらしい、と森羅万象に虐げられる君もいたわる事を知らずに、いたずらに過ぎ去る時間に弛緩せず、感覚に調和を求める割には、物事に誠実さを求めるばかりで、自らの正しさを用いず、ただ与えられた答えを餌として太っているだけに満たず、安寧を求める割には、割に合わぬとか、打ち合わせ通りに嘆くころには、誇大妄想は進化し、誰かも分からぬ言葉に惑わされ、そこで用いる感情こそが、正しい事のように信じ貫くような危うさから、雲散霧消していくべきルサンチマンにベクトルを用いるだけの過激な思想は、偏るだけのレイシズムに至るか、自らのかゆさに耐えかねず、自決するだけに至るかの差異から最たる理由は、ただ破壊的に至り、陰鬱な自己から孤立するだけの偏るだけの私論とは、所詮何かに操られているだけに満たないし、やがて虐げられるだけに思想とは歪曲し、依拠するものの懸隔に耐えかねず、対価を求め、退化するだけに至るような状態に用いられる快楽の傀儡として、主体性を破壊し尽くし、本質を見失い、相続する理由に状態は孤立し、枯渇するだけに利用されるだけの価値観の家畜として、自らの主体を生け贄として、淫蕩な時代に不潔に耽るだの、と潔癖に至るほどに偏るものが人間的なものである。

ただ空疎な夜を飛び越え、宿す意味や、宿る君が滅亡を叫んだところで、永続するのが、この生命であり、用いられる理に反してこそ、君は君として輝き、この空疎な時代というものを超越し、すべてを乗り越える事こそが、価値となる。