昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愛である何か。

自己中心的な言葉が、陥る隙を与える。認可すべきは要する事に関する事で、抑圧を繰り返すだけの反復の襞に包まれ、追憶に孤独を巻き込み、亡骸と化する空間に利用されるだけの価値を生み出す軽々しい身体が、物事を虐げる。乱立する情報が、心身を征服し、強迫的に執り行われる義務的で偽善的で独善的なものが迫り、正しさを押しつける限りに、自己とは膠着し、何が本質かをすぐさま見失う。全容に果てては、淘汰される関係に還元される奇跡を絡め取り、悪意だけが、根源をぐらつかせ、健気な思いが倦怠感を織り成し、現在を損ない、相互する意識は、空間的な価値をすなどり、横領を繰り返すだけの人間性に制圧される。制限を用い、誰かを占有し、独占へと移行していく強制から、正解などは、生み出されたままの姿をままならぬ今の独房へと入れ込み、行動をできなくさせる辺りから高揚感は無くなり、因果応報を謳い出す限りに動じる今が邪推を繰り返し、明けない夜を待ち続けている懈怠に有する価値観などを葬るべく、私が励むべき今に爆撃を繰り返し、情報が迎撃を繰り返すから、自らの防空壕、つまりは深層心理にこもり、漠然とうながす犀利なイメージから、新たな本質を生み出す限りに陰らぬ思いが、現在を押し流していく。

破裂するジレンマがはじまりに交わり、新たな宇宙へと膨張していく。こころとは、宇宙よりも広大であり、考えとは、底が無いし、広がる限りの空間を自由に扱う今から、意味は誇張もされず、ただ漠然と広がる限りに敷衍し続け、収容される義務すらも超越した辺りに、国境すら無くなるのが、考え尽くす事にたぎるパトスが宿す事柄に暗闇は無く、君を思い描く限りに映し出される美しさは、何事にも変えられず、またかけがえのないものに値するようなものすら必要も無く、値するという事すら愚かな行為に過ぎず、思議する辺りから莫大な遺産は、この広大な思念にあり、ありかはすぐさま失われるからこそ、儚くて、そこに用いる価値すら不潔に至るから、用いる事に陥るだけの本質を掲げ、今を奪い合うよりも、運命的に飛び跳ねる現在に問いただし続ける限りに間接的にぶつかる真実が、君であるの、だ。

小さな愛は儚さを整容し、ただ達する間柄になまめかしい余韻を残す。引き出す愛は、間を引き延ばし、空間自体から離れ、永遠性に放たれ、その永遠性に空白を与え、そこに入れ込むべきは、愛だけであるのだ、と祈るよりも、飛び交う今に意識は飛翔し続け、つたない思いを高揚させ続けるだけに描く君の笑顔は意味を超越している。その小さな愛によろこびだけが浸透し、深淵になびく思いが緩衝し、互いで反響する愛は、永遠に互いの内心で反響し、興じる間に有する価値すらカタストロフに陥り、その場で死に至るだけに満たない価値に収斂し、収納された価値は、ただ値を引き延ばすだけの事柄に過ぎず、その場で死するだけに至るだけの価値などに、値すら用いぬのが永遠性を運ぶ確かな愛であり、その儚さをないがしろにせずに、その内面性に汎用される事柄すら超越するのが、愛である。

愛とはつまずきと欺瞞を与える。満足を求める限りに陰る本質は、愛を利用し、愛で価値をうながし、現実を硬直させる。些細な出来事が液状化し、その場で敷衍し、普遍的な日常をなどを形成していく限りに融合していく広域に果てる現実は、プリミティブな思いには、その場でホールドさせられ、統合させられるだけに、愛とは、その場で変化を求めず、普遍性に関わるだけに、囲われる現在に愛は損なわれ続ける。ただ用いる愛とは、その場で利用されるだけの価値として順序を用い、差別的に分別し、侮蔑される真実は、ただ損なうだけの愛を愛と呼ぶ。

失うだけに陰る本心に同調していくジレンマがあざとく正解をうながす。成果を用い、扇動するだけの同意を繰り返すだけに葛藤していく愛と悲劇が敷衍し、奔走する意志は、寛容な意味を用いず、陥るだけに至り、希望を持たずに、競い続ける限りに価値をうながす本能的なものから、遺伝子は壊乱し、改造される本質は、ただ接続されるだけの苦悩に汎用される痛みを媒介し続け、システム的なものに乗じる事に置かれる自己とは、用いられる愛にすら触れられずに、苦しみ悶えるだけに至る。たちまちの痛みは、今に些細な闘争を与え、ただ争う事で生まれる愛も愛である、と教え込んだ辺りから、教育的なものに荒廃していくのが、人間たるものである。

この愛である何かに混同していく愛である何もかもが高揚し、今を超越していく。寂しい夜を巻き込み、君が愛するすべてが、この世界を形成する。形あるものは終わりを告げるが、その場に残るものは、永遠性を保ち、恒久的に変化するが、その永遠性だけが、本質を伝える。形ある何かに思いが補完され、交換される些細な命は小さな愛につまずき、世界をごまかし、完全性を求めるだけに止めどなく形成されるだけの愛に用いられる形こそが、姑息な価値を用い、愛を濁すものなのである。

透徹していく意識は、自然を謳わず、思念をごまかさず、その場で果たす意味から今は敷衍し、損なうだけの痛みに介在していく意識を解き放ち、意味合いにほころぶ意識からイメージは、改革や、革命を叫ばずとも、この人間的なものから超越し、超克し続ける先に生まれる物事に固執せずに、ただ解き放たれる限りに陰らぬ思いを縫い付ける今が増長する意識が有頂天にならぬように、落ち着き冷静に孕む現在に損なうだけに陰る本質を見抜く限りに、陰らぬ思いがこみ上げ、今に至る軌跡に果てる余韻に浸り、数々のドラマを今に生み出す流動する愛が地を這い、新たな愛に至り、季節を被り、由縁になびき響く思いを頂上へと運び出し、ドラマチックに交わり、蔓延る悪意に愛有る子供を産み落とす。

要らないものばかりを集める必要が無いのが、愛である。ただ用いる事を羅列に変えずに、今に与える影響が永遠性をたずさえ、そこに際限が無いよろこびを授け、意識をどんどん地殻変動させる。大陸は境界線を消し去り、ただひとつながりになり、ひとつになる間に数字すら不必要であり、ひとつの愛とは、用いる事にあらず、愛とは有するほどに重みが増し、まやかしばかりを与え、場面に派生する意識に革命を用い、戦争を用いる。ただ用いられる戦争は、愛ゆえに戦争をすすめる。つたない愛は、ただ攻撃的に示す辺りから、何かを守るための愛に摩耗し、愛もいつしか憎悪に変わる。ただ関わるほどに憎しみは増え続け、ただ互いを憎しむために隣人とは備わるものだ、と言い出す次第だ。

託す思いは確信を持ち、ただ一直線に愛へと向かう。ただ蔓延る愛は、確認と義務に終えず、互いの愛を認識する限りに革命的な原理をたずさえ、高揚していく。高まる意識は、たちまちに高次へと至り、正す間柄に調和していく意識は、革命を続け、お互いをひとつにし、鬱積する思いを超越し、ただ放たれるままの愛を愛として、愛に定めを生み出し、今に差し違える事もあれど、抗うほどに、愛は強度を増し、何にも打ち破れるほどに互いの愛が高まる事を愛と呼び始める。

自らのミニマリズムにおとずれる孤独さの静謐に揺らぐ本質も醜い争いに興じ、自分自身をすぐさま損なう。そこに用いられる自分自身などは、今に選りすぐるだけの価値に寄り添い、自らを喪失感に追いやるだけの抑鬱に配される間に陥る愛の憂鬱に玉砕していく彼方の悲恋から、数々のジレンマを加速させ、宇宙の始まりの速度よりも速く至る愛の病を敬う誤りから、交換される命は、最大限の愛を引き出し、あらゆる方向に愛する気持ちを叫び続ける。私は、ただ愛である何かだ、と。君も叫べ、私は、愛である何かだ、と。