2016-03-12 靴底の張り付くアンニュイ 靴も履かずに次元をさまよう 彼女の疎ましき憂鬱に、 ジレンマは、窓枠にぴったりと 嵌まり込み、 自らのリアリズムに、 カタストロフを持ち込ませ、 用いる原理から、 利用されるだけの事柄などを価値と 呼び覚ます事から 目を覚まさぬように、と 今に押し込め、 物事の正しさに軋轢を与えるのが、 正しさなのだ、と謳うだけの 真実の膜を蹴破る彼女のヒール。