昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

虐げられた普遍性


 ほどける重いが、現実を超克していく。リズミカルな心音が場面に引き延ばされ、雰囲気にとろけ、癒えないレジスタンスや、演技的にうやむやなものを放つだけに歯がゆく妥当な位置を蛇行するだけに戦列から離れ、放たれる意識は、世界に横溢する超自然的な悩みや、勇躍する思いが瞬間から離れ、はびこる悪意を携えるだけの前衛的でポリティカルなものよりも、ポリエステルのほうが好きであるし、やがて緩慢なものが世界を覆い、経済的な軽薄さが、価値を与えられたものを燃やし尽くすだろうし、織り込まれるものも自らの永遠性に引き込まれ、粉砕されるだけに至り、帰還する思いも、横暴なものに攻め入られ、自らのノイズに狂わされ、些細な出来事に引きはがされ、最たる意味を損ない、その場で朽ち果てるだけに至るような痛みが、意味合いにかさばり、加点される位置から、言い分けがましく迫る緩慢さに昏睡し、生命的なものを補完するだけに崩壊する理論から、構築されるだけの現実に生じる痛みから、分裂的に迫る価値観の家畜として、崩壊する先々に定理を結ぶだけに呪詛が生まれ、隔たる位置から、差異が訪れ、少しずつずれる感覚から、険悪で劣悪なもので自らを囲い、尖鋭的に見初めるべき時代も、時代と名付けられるだけに物事の重みなどを喪失し、齟齬する意思が虐げられ、繰り返される意味に明け暮れるだけの意思が、陰鬱なものに引力を感じ、その場で朽ちるだけの空虚さが肥大し、大きなニヒリズムへと変化したのが、星の終わりに入り交じり、短絡的な夜に消え去る見栄っ張りな意思が被害者意識を育て、惰性に描く真実が、忌憚も無く言い放つ出来事から季語を抜き取り、詩的な世界へと幽閉し、誘導されるだけの観念は、軽薄なものを育てる自らの惰性さが、過程を奪い、カテゴライズされるだけに侵略される先々に査定されるだけの真理にデカダンなものが迫り、森羅万象を奪うバビロンのマンションや、満身創痍な意識に加点されるだけの価値的な数理から、理想は毀れ、掃きだめへと捨てられる塵と化して、介する間に理念を要さず、ただ否定的に疲憊し、悲歎に暮れるだけに空虚さに迫る気圧が、絵空事を歌い上げ、体系化する意味が連動して刹那を破壊し、排外主義的に乖離していく理解から離間に迫る宴や、運命的なマストを壊すだけの定理から、定期的な毒素に虐げられ、自らの独房へと閑散とした主体が入り込み、孤独を嘆くほどに、魯鈍な補填から、崩壊すれすれの意味合いに更迭されるだけのギミックから、収攬する意思から、均等なものを歌う平等的な位置から、カスタムされるだけのノスタルジアで廃れるだけの吟遊詩人的な優雅さに枯淡になびく季節感に放出される隠語から、隠遁していく物事がプロセスを失い、プロパガンダに露骨な支配を反復させられ、生じる由縁を同じ意味、同じ位置で買い取るだけのデカダンな専横から、修繕されない思いが戦争へと運ばれ、配備される愛は、激震を迎え、対立する点と線は、戦争状態へと陥るほどに互いの仲を引き裂くようなものが、愛と名付けられるだけの哀れであり、その哀れさに引き出されるだけの現時点をさまようプリミティブな衝動が、ただ境目を凡庸なもので染め上げ、世界性を同じ色で染め上げ、違う色を用いるものを徹底排除するだけの排外的な者が打ち出す蓋然性に確率論的なものは適応せずに、ただ自ら操作する概念が捻出するものだけを磔にし、利己的な支配へと移行していくだけの権力的な等差から、倒錯していく現在に粛清の雨が降り、血で描く現在に用いるべきセンテンスの寸鉄を研ぐ間にあいまいなマインドは、毎日に打ち出される定理を訂正しよう、と聖戦を歌い、訂正しよう、と暴力的に攻め入る事に現れる組織的なグルーミングから、透徹すべき現在によどみを与え、よじれる先々に擁護しきれぬものを連鎖させるだけの事柄を済世すべく、定めるものに位置や意味を与えるだけの定理から離れ、答えを導くだけの浅薄な価値の家畜が指定するだけの義務から離れ、退廃的なもの謳うだけのアナーキーな者が支配するだけの毛色に合わせるだけの物事に反し、自らとは、個人を謳う前に強力な意志を用い、自らは、自らとしてだけに認識するものを信じるべきであるし、現代社会などと謳われるだけにまともな位置に摩耗されるだけの真っ当な人間と名付けられるだけの普遍性にこそ権限は生まれ、怪訝なものに気がつかず、ただ与えられたものこそ真実であるのだ、と妥当な位置な位置から意味を引き出す限りに問題に引き寄せられ、同じもので満足するだけの一過性の事実に一貫した信心を吐き出すだけの崇めるべき神は、互いの神と対立し、信じるべき自分を見失わせるように対立するだけに至らせるような闘争から放たれ、唱えられる普遍性にこそが偏りを生み、自意識過剰なものから衆愚は生まれ、死を遊具として、指定されるだけの義務を守らぬ者を撲殺するだけに至る。