昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

旅路



 しとしとと降る雨に濡れ、大義も見出せずにさまよう野良犬に御加護が与えられるころ、孤独な頃合いに染みいる問題点や、世代的な交錯に夷狄な者が攻め入り、生命を奪い、原点を乖離させ、懐疑的な日常にふるさとを失うような戦争を生み出し、平行線に迫る現時点が、聯立していく意味合いに不潔なものが成形する真実が複製され続け、つたない夢を悪路に変え、現時点を奪うだけに至るような倒錯から、錯雑なものが成立させるだけの法案が観点を奪い、労働へといそしむ意味すら奪われ、ただ隷属するほどに疲れる身体を引きずり、浪々と堅実さを謳うだけの輩が支配する物事の経路に反し、ただ孤独に歩む一筋の絶望から、論理的な根幹へと引きずり込まれ、混同する意識や、混淆する先々に生み出される悲劇にニヒリズムもクソも無いから、関係性に入り浸るだけに感応し、受理する意味も、不当なものに変わり、決意が無いから、ただ普遍性へと至るだとか、言い放つだけの輩が生み出す悲劇こそが、一番の悲劇を生むらしい、と虐げる先々に最たる意味も見出せずに、見違える今に見据える今から、今とは、今にも引き裂かれ、その場で永遠性へと織り込まれ、自らを、その永遠性へと処理していくほどに断裂していく心身から、心象は聡明な時を捨て去り、衰退化する由縁や、融合する先々に高揚する由縁や、有益なものばかりをすなどるだけに堕落するのも人間であるし、やがて人間と名付けられる以前の獣として迎合するだけの契合から、形容するものへと引き込まれ、貧寒な意味を認可するだけに縁取り、位置づけるだけに意味合いは齟齬をきたし、機械的な道理や、機関的なニヒリズムへと空疎な物語を形成するだけの語り部が生み出す悲劇へと干渉するだけの人間的な愚かさや、厳かな時に織り込まれる利口な言葉に刺激されるだけの紙幣的な観念にウェートを置き、応じる答えに高揚するだけの快楽へと逃げだす間に差し違えるものも、卑屈なものや、あいまいなものを加速させ、おののく先に駆除され、控除される隙間から、衰亡する運命的なうねりや、過疎化する意味合いや、今にも引き延ばされる抗いから、あいまいな動機に転換され、展開するほどに傲慢なものへと変化し、偏執していくだけに至り、痛みを瀰漫させ、不満を爆発させ、迫害されるシンドロームから、進行する意識的な終末論へと倒錯していくだけのペシミストのポエトリーや、リリカルなほどに怠慢になるのが、案じるだけの言葉に冷やかされふやかされるほどに、負担をぬぐい、自らの軽さに悔悟をため込むだけのジンクスから、浪費される信念へと軽薄な論調を用い、率いた権力により、圧死するらしい、と虐げる先にマネーゲームが路上で生み出され、恒常的な不安を生み出すだけの内外への倒錯や、用いるほどに苦しむらしいし、用いぬほどに苦しむ事もあるらしい、と思惟が得る情報が用いる理由などは、理性を損ない、そこかしこに不安を生むだけに終わるのだ、とこの終わると言い放つ者こそ従える意味を信じ込むだけに信用を謳い、用いる言動に卑屈になっては、自らの皮肉により、自らをオーガズムへと至らせる特殊な人種というよりも、人間とはこうである、と決めつける先に生み出される無為な者であり、あるいは、自ら引き出すニヒリズムというよりも、人間がそもそも持っている特性や性質のようなものを判断するほどに偏りを生み出し、並行するものや、併走するものを恨みだし、平然と差別するだけに偏見は加速し、化合物に変わり、君の内外で倒錯する物体から乖離する理解も、利便性を求めるだけに猛るエナジーやエレジーが加速し、干渉する現在に否定を生み出し、緩慢な値から、差異は尤もな懸隔を生み出し、恒久的な倒錯へと至らせ、偏る使命が、神授を用い、信仰的な原理を利用し、誰かを踏破する間に等差を生み出し、恒久的な区別へと至らせ、傾倒する形態から、原因は疎外され、ただ用いられる理由により、問い続ける意味から、今が乖離し、理解を生み出す前に含む恨みから、奪い合う今に起算される事に懐疑的になり、定理を覆さずに、弱音ばかり吐いて、物事に於いて、自らを見出せずに、ただ自我に閉じこもり、昏倒する夜に悲観するだけの雰囲気からエクソダスすべく、犀利な意思を用い、用いられた意味を超える。超えた意味も次々に迫り、遅疑を生み出す。あらゆる展開は、転換される原理へと悲観を生み出し、被害者意識を育て、惰性なものへと引き込み、怠惰なものへと変化していく。咎めるべきは、リベラルな思想よりも、始動するものが、指導者を偽善者に変え、独創的な者を独裁者へと変えるような企みや枠組みからはみ出し、はじめて自分へと帰還するまでの旅路。