昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愛をも超える物質


 論理の外に出るべく、世界から離れるべく、儚さを背負う時代的な折檻を終えるべく、便宜的な日常に配される愛などに締結していくだけの日々から放たれ、はびこる悪意を取り除き、遠のく意識や、軋む俯瞰や、空間的に削除されるあらがう生命や、生後から破壊的な情事を積み上げ、清潔感すらも無く、彗星に乗っかり、この星との差異と凡庸な細胞との融合を終え、嗚咽放たれる原理的な空に相互する意識が、暮れゆく日に横溢していく思いだけが、貨幣と紙幣という発明から逃れ、命は、乾いた日々や、かわいらしい君の笑顔に迫る刹那によどむだけの思いを透過させ、清廉される思いが、統制されずに、ずっと連なる意識が、儀式的なものを捨て去り、瀰漫する愛や、一律な思いや、深まる動機に迫る論理から阻まれるだけの観念や、概念を取り除き、論理的な道筋に迫るミステリアスな動機に照り返すものが、捜し物を続けるだけに、境目も無く、さまよう原理へと厭うだけの感情から、統合されるだけのファシストたちの行列や、僥倖をうながすオプティミストの怪人たちの劣悪な爆弾が降り注ぎ、他人行儀な箱船へと乗せられる信仰心などが、ドナーなどを求め、清純さを謳い、疑念を用い、何かを信用するほどに、何かをなじり、裏切るだけに至る動機から、統合されるだけの普遍性に変化も求めずに、止めどなくあふれるものが、物事に孤立していき、行き過ぎたものや、維持するほどに、離れ合うものが、異次元へと透過されていき、陰鬱な衝動へと倒錯していき、総和される限りに陰る命が、隠遁し、不揃いな身体を集め、反抗心に疎外されるだけの限りある命が、慟哭を繰り返し、空疎な帝国主義や、軍国主義に陥るだけの衆愚のモノラルな感情から、相克を繰り返すほどに、理想は、ほど遠くなり、補填されるだけの陰りに愛憎を潜め、悲観的になりつつあるものが、敬うだけの病から、つつがないものを保つだけに、恒常的な論理は、補足されるだけの隠語を放ち、隠遁を繰り返し、悲観するだけの干渉から、観点を損ない、喪失感を抱えた情念は、衰亡するほどに、保護され、縫合されるだけの先に用いられる端々に極まるものが、物語に接続され、負担を抱えさせるだけの邪推へと導く俯瞰に迫る不幸の論理から、俯瞰に迫る悪に移行していくスピード感から、中庸を保てずに、擡げる感情から、粛清される存在は、バイタルを損ない、そこかしこでアンニュイなものを吐き出し、諦観へと至り、希望的観測を反復させ、反芻するものが、悪意に満ちたものに関わり、加工される品位や倫理へと隠逸していく限りに陰る本質は、損なわれる限りに陰る本質へと未来は失われ、奪われる希望は、歯がゆい時代性へと依存していく限りに、縫い付けられる社会性に、あらがう事を止め、ためらう生命は、退行するだけの精神に隠棲していき、静謐な孤独へと深まる情緒が、創造性を運び出し、いとおしいものが複製されるだけの虚偽的な世界から離れ、俗世が示す憎悪から離れ、はびこる悪意がはみ出すだけの論理から放たれ、導かれるだけの自己が用いる恋の予感や、多幸感だけが、狭い価値を突き破り、自らの位置的な幸福論に契を変わり、満ち足りないマインドをごまかすだけの婚姻に至るよりも、浸る思いは、孤独を強力な磁場へと変え、加点されるだけの関係に整容され、要する形に緊要な思いが迫り、整合される先に用いられる正しいさに、ムーブメントが起こる以前に、この妨げるだけのメディアの論法や、エディターが作り出す流行の一言から、他人事は強化され、許可されるものが、憐憫を用い、同情へと浸るだけの愚行に陥り、行為とは、純粋さを損ない、窮乏するだけの論理へと跛行していく意識的な痛みから、陰鬱な結末に相互する陰惨な過去から、意識的なものが、うわべだけの偏向をよぎらせ、疑念を用いるだけの体系的な政治性などは、腐ったものであるし、やがて活路を見出せずに、導かれるだけの論理が、未来に破壊され、配合されるだけに代価を求め、退嬰的な者へと陥り、黄金比を謳い、体制的な懐疑を吐き出すだけの破壊的な情事に迫る情痴へと陥るだけに追憶に浸るだけの満ち足りない苦悩は、自らの思いを餌として、自らを、陥れるように、自らの落ち度をむさぼる、自らが生み出した餓鬼に食い尽くされる貧寒な思いが、レジスタンスを謳う、諦念していくほどに、保持する星の思いは、応用されるだけの答えに朽ち果てるだけの印象に弾け、新たな始まりや、暖まる思いに孤立していく動機が、孤独を用い、虚空へと至り、降雨が続く自らのこころの森の中で艶やかに積み上げるものが、内面的な情緒を壊し、分裂的に至る定理から、定義的なものを脱ぎ捨て、濡れたままで、駆け上る自らの衝動が、悲しみの雲を突きぬけ、自らと対面し、批判的に自らを乗り越える反復する自己との対立が用いる自我論的な手紙を受け取らずに、飢えたままで叫ぶ辺りから、君の永遠性は、君の叫ぶ容姿や、その量子をもかき消し、原子が生み出す数学的なセオリーに反し、自らの孤独が塗り替える現前にはびこる自らこそが、愛をも超える物質である。