昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

総和


 私は、毎日なるべく偏りを取り除こうと、書物を読むが、読む位置的なもの、つまりは、読む感覚的なものを疎外し、自らの観点で切り取り、描く事に尽きるのだ、と創造的に至らずに、ただ感性的なものへと昇華させるほどに、魯鈍に保持する考えのようなものを繰り上げ昇華し、静謐へと至るアタラクシアに向かう高次な意識だけを成長させよう、と勉学を続け、書き続けている。ただ名称で決めつけられた価値に偏るだけのものに兌換されずに、ただよろこびとは、表面上の価値に偏らずに、ただ平衡を保つべきだ、とリバタリアニズム的なアニマが産み出す愛的なものを信仰するよりも、この要理に迫る価値の一切を取り除き、改革を急ぎ、革命へと移行するよりも、この要因に迫る原始的なセオリーに正論を用い、掲げられたものへと偏る以前に、掲げられたものが、私をへだてるだけに、惰性なものを用い、同じように動くだけに浸る現時点から抜け出すべく、自由であるとは、なんであるか、という根本的なものを、快楽原則で染め上げるよりも、この要理に迫るだけの贋物の価値が生み出すカタストロフを超え、朗唱される真理にもとづくかゆみを取り除き、ロジカルな言動から、変動する意識が、未明へと引き込まれ、落ち込む前に手を差し伸べ、愛へと移行していく限りに尽きぬ意志だけが、本質的な力であり、用いられる外から加えられる力たる外圧に屈さず、反し続ける事だけに尽きる。ただフランクな俯瞰に襤褸なもので覆うだけの理想が、供給する詐欺まがいのものや、最たるものを損ない、そこに価値を押しつけるだけの闇へと陥る者どもの至福が、幸福などと呼ばれているだけに兌換されるものが、支配する機械的な情事に交換されるだけの価値が示す鍵を壊し、短絡的な意味を蹴散らし、契合されるだけの意味に配される因果に継承されるものなどを取り外し、理解に至る以前に、浸るだけの価値に飢渇するだけの差異から放たれ、自らの意志だけで、成長を遂げる。咎められずに、成長を遂げるものこそ、至福を超えて、苦しみを謳うよりも、自由を表現するよりも、この豹変するだけのキャピタリズムを崇めるよりも、自らの正しさに帰巣し、飢渇せぬように、よろこぶ事を修練するべきである。よろこびこそが、原始的な快楽に信号を送り、ドーパミンを吐き出させるだけに至る。

 破壊的な快楽の傀儡として生きるよりも、純粋な意思に従い、互いに背いても、自らのよろこびに徹するようなエゴイズムでは無く、ただ純粋なよろこびへと至らせるように、些細な出来事でもよろこぶ事を修練することが、すべてを加速させ、加工されたものから放たれる。放たれる論理は、感嘆に暮れ、空洞化する意志に叙情的な猥雑さを突き刺し、悲観するだけに、観点は疎外され、些細な出来事で空疎なものを抱え、物事のモニュメントの中で、接近する意思的な汚穢や、軋む原理に蔑むだけの、退嬰的な者の朗唱を信じ込むだけに、厭うべき何かや、内面的な住まいへと相互していく形へと、原始的なものは、原理的なものへと齟齬し、本能は、昏倒していくだけに疲憊していく限りに、陰る命や、いびつな観念へと映じるものが、不当なものを育て、惰性な今に干渉していき、提起するものも、悶悶としていき、死地へと運び出される義務や、空席を埋めるだけの論調へと歓喜を捨て、苦悩へと至るだけに、いたわる事を忘れ、ずれていく関係に観点は、隠滅していき、精神的な成否へと受理していく意識が契機するものへと従うだけに、機関に交わり、自らの考えを捨て去り、貸与するだけの関係へと厭うだけに、浸る現状に固執していくだけの過程へと喪失感を抱え、便宜的なものを吐き出すだけに、物事の本質とは、狂うものであるし、空疎な者ほど、補完し、求めるだけに欲動する事に追従し、動じるほどに、からまる現状や、加工される品位に基づき、貧寒なものへと陥るだけに浸る現状が、悲歎に暮れ、空虚さをため込み、互いを恨むだけに浸る言動から、開示される苦悩へとはびこる悪意に住まいを移し、観念を枯渇させ、わき上がるものが、誰かに操作されるだけに至るような現状に陥るだけの衰亡から、観点は、疎外されるだけに去りゆく意味合いに解け、反故されるだけに、完備された愛とは、あいまいなものを孕み、自由である事を求めるほどに、補填される意味に放胆な意志は、蔑むだけの先々に代価を求め、対価を求め、もつれ合う先に対立するものが、物々しいものを背負わせ、猥雑な意志が、白昼夢へと消え去り、雲散霧消していく限りに滾るものが、大義を求め、もつれる先に用いることを疎外させるだけの体系へと迫害されるだけにため込む憎悪は、歪んだ価値を生み、自らをカタストロフで染め上げるか? はたまた邪推するほどにため込むジレンマが、互いの距離を埋められずに、奪う合うだけに至らせる観念に悔悟をため込み、互いの関係の中で景観を奪うだけの策略を続け、つたない意識は、買い取られるだけにため込む悔悟は、偏った思想へと至り、思考停止した意思は、疎外され続け、つたない意思を背負い、欺瞞へと至り、ほころぶ現在に縫合され、退廃的なものを抱え、機械的に至るだけに一瞬の閃きは、解除されずに、今に不当な歴史へと鎮座し、誓いを続けるだけに、初心な感情は、がんじがらめになり、感じる事すらままならなくなり、くまなく配され、背反し続ける愛は、愛を厭う事無く、恨み続けるだけに意思は、いびつな関係へと歪曲していくだけにずさんなものを背負い込み、混同する意識は、根治されるだけに至り、いたわる事を忘れ、ただ互いを恨み、侮蔑するだけに至らせるような悲劇へと攪拌され、拡散される思いは、退行せずに、体系へと偏らずに、カタトニーへと陥らずに、ただ分裂的に仰ぐ現在にあいまいなものすら無く、つたない意識のままで、なまめかしく飛び交う意思に分断されるだけの季節や気質を飛び越え、投影されるものへと重なる影と影や、光りと光りが、屈折し、交換される意味へと対象は焦点を合わせ、合致する意識が、互いを、確かなものとして認識するような愛に至らせるまで、いたずらな日々を飛び越え、倒錯する現在に錯雑としたものすら無くなり、背き続ける限りに刃向かうがむしゃらな意思は、還元される事を求めずに、もくろむ意思も、黒々とした入道雲に変わり、誰かのヒステリーを、雷雨でかき消すようなすさまじい観念こそが、関係に軋轢を加えず、自然的な対立を終え、融合するように恋に至るような軌跡をたどり、形跡などは気にせずに、ただ換算されるものへと偏るような思いを脱ぎ捨て、ぬぐわれないものをも洗い流すような純粋さをまとい、ただひたすらによろこぶことに専念する。