昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

孤高なるものの倒錯


 薄っぺらいヒロイズムを打ち倒し、アルカディアを目指したバロウズは、自らに滅びの歌の呪いをかけ、重縁を繰り返し、ふさぎ込んだ大地で混濁する意識と共に弔うべき富と名誉と権力を駆逐すべく、対比される前後や、善悪を捨て、境目も無く、最高も最低も無く、ただ低劣な支配が加速する原理から放たれ、反抗的なアナーキズムから、オーガズムを加速させるだけの厳令にもとづくオプティミストの群れから離れ、自らのカタトニーや、離人症と対峙すべく、体温を捨て、鍵穴にねじ込む肉片や、偏執するほどに過誤をほどこすアニミズムなどに浸透していく意識が、似非リベラリズムなどを拘束すべき手錠を用い、元々の法理で囲いながら、淫蕩なファシストが描く静謐が、おどろおどろしい雨に虐げられ、征服欲が滾るだけの愛情の交換などは、愛に至らず、ただ依存心だけが、加速するほどに、父性的なものと母性的なものが、交錯し、互いを咎めるだけに痛めつけ合う儀式的なものへとよがる意識は、独善的なものを報じ、屠るだけの現前に欠ける命との対話を嗚咽で紛らわすだけに、虐げられた軽々しい身体は、漆黒の闇を、自身の内外に抱え、アカデミックなものに支配されるだけの権威などに逆らわずに、そこかしこに陰惨な価値を縫合するだけに至る意味との欠乏から、簡単な原理に陥るだけの闇へと編み込まれる意識は、がんじがらめになり、里親を探す鴉の群れや、報う限りに屠られる過去や、悔悟をため込むだけに、一瞬の快楽へと消え去る後悔がよぎるほどに、補填される痛みは、分裂的になり、乖離していく意識との別れから、結合されるだけの心身との隔たりへとぶつかるほどに、露呈する痛みとは、永久に混ざり合わず、斡旋されるだけの意味を引き取るほどに、補完される意思が、懐疑的なものをため込み、二度と相似しないものが、この生きるということであり、総和しないからこそ、どうにか結ばれようと保持するものも、やがては、邪魔になり、担うべき意味も重荷に変わるだけに浸る原理から、引き取る原料や、改行に迫る苦痛を抱えた文字や、展開するものも、悲喜交々と戻るだけに至る今に来す意味も、機械的な同調を繰り返し、やがて自分というものは、単なる獣である、と宣言するだけに終える自由とは何かと問う事すら、孤独を加速させる原料にしかならない。ノスタルジックな卑下を繰り返すコウモリと三途の川を流れるカタルシスの傀儡たちは、懐疑的な論理に損なうだけの身体を放棄し、やがて、乖離していく意識との交通を終え、相互依存していくだけの君と誰かのプロセスが、退嬰的なプロパガンダに変わり、体系的な継体をほどこす事に依存していくほどに、論外へと葬られ、やがて、自らの普遍性に食い尽くされ、朽ち果てるだけに終えるのであるし、やがて従える未来も、死を集わせ、何かを不安と恐怖で敷衍させ、死を恐れることから生まれる物事への空虚さを加速させるだけの足かせとして、世界を破滅に追いやるだけのニヒリズムが流行る。そんな馬鹿げた感情を用い、屈従させるためだけにためらわず支配的に加工する文明などに、対価など無く、開花するものも無ければ、値ばかりを求める馬鹿者の傀儡や、獣的な暴力を遂行するだけの傀儡などがうごめくだけに恫喝を繰り返すだけのこんな知識すらも馬鹿げているのだ、と妥当なものを吐き出すニヒリストは、すべてを受け入れずに、否定し、寛容さを損ない、怖じ気付くほどに、否定する事だけに洗脳されるだけの者どもが吐き出す破壊的な言葉などの一切は信じるべきでは無いの、だ。やがて価値も滅ぶだろうし、妥当な死に追いやられるほどに、恐怖が増すだけだから、ひょうひょうと笑い飛ばし、悲観せずに、寛容に世界をまとうような紳士的な快楽だけが、正当な快楽と呼べるし、ましてや、状況すらも読めずに、見透かすだけの馬鹿野郎どもの至福などは受け入れずに、ヒューマニズムを謳うだけの自由を履き違えた治外法権モラリストどもが促す倫理的なパスワードこそ空疎なものであるし、クソであるし、豚すらも喰わないものであるし、物語に乱用された襤褸で軽々しい言葉に虐げられるよりも、自らを逡巡させるだけの動向に迫る伴侶にすら反権力を唱え、空虚さをモチーフに同じような人間を大量生産するだけに採算を合わせるだけの贋物の価値を打ち砕くべく、この儚い命は使うべきである。自らを麻痺させ、愚鈍な表象へと変えるだけの、記号的な愚かさを兌換し、物事を虐げ、追い続ける資本主義的な呪いが、恐怖を媒介させ、テクノロジーの呪いにかけられた連中が、連帯感を促し、同じであることのよろこびなどで、麻痺された観念は、主体性を損ない、そこかしこで、行いという愚かさに疑問を投げかけることもせずに、こき使われ、追従する不安に屈するだけに至る。意識に従うのは、所詮、何かに従うだけに浸る現実へと来す恐怖から逃げ惑う人間的な弱みを握るだけに、滾る支配が、速度を増し、恐怖を倍増させ、何かを失い恐怖へと巻き込まれた精神は、レイシズムに陥り、何かを否定するだけに観念を明け渡し、自らの意思を持たぬ餓鬼として、何かを受け入れるよりも、吸い取る事に価値を置き、ことごとくに現れる価値の餓鬼として、貪婪にむさぼる苦悩へと恒常的に苦しみを伝え、つくづくに迫る苦悩の飛沫を浴び、判断を損ない、そこかしこで、苦しみの標柱として、磔にされた十字架として、何かのキーワードして、極みを知る事無く、ただ現れる愚鈍さに進行を阻害され、信仰を促し、犠牲を謳い、物事に屠られ、物事により、葬られるだけの資本的な動物として動き回るだけに疲れた心身との調和を保てず、破壊的な論理を遂行するだけの、自らの愚かさに屈するだけに終える。ただ君の自由を奪うものは、不自由を謳い、自由を嘆くような愚かさを使い、君の思考を奪うだけに至るような弱者であるし、やがて強者も、君を牽引し、権力へと引き込み、恐怖を媒介させ、こき使うだけに至るようなスパイラルへと巻き込まれる刹那に現れる確かな愛も、どこかで損なうだけに乱立するものに同調するように刺激するだけに浸る現実的な苦悩へと錯雑とした観念を吐き出すだけに捉えるものすら、あつらえられるだけの悲劇へと加速し、自らの苦悩に虐げられるだけに至るような苦しみから抜け出すべく、ただ自らに準じ、創造的であらんことを。