昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

貪婪な身体

快楽とは、一定の域から逸脱する、と求めるだけの欲望に浸る。何事をも愛さず、悪を憎むあまりに、善を謳う賢者などは、悪に対して、ルサンチマンを抱える愚者である。ただ、何事をも愛するのだ、と騙る正義も、悪を憎む所以を隠し、誤魔化すだけの、上辺の言葉で、意味を黒く塗り、何事をも、見えなくし、誰かを騙し、何かを隠すだけに至る正義などに正義などは無く、意味に制限を生み、何かを抑止し、恨むべきは、正義に楯突く、悪なのだ、と擦り込む倫理や道徳などが、一番の悪意を生む。あらゆる原理などは、破壊され、些細な出来事へと、諦観を生み出し、感覚を奪い、迎合されるものだけを信仰し、互いの軋轢が迫り、軽薄に、愛を用いる限りに狭い価値へと留まる。訪れる閉塞感を突き破る純粋な意志が、短絡的な世界を放棄し、やがて、結ばれるほどに、互いを否定し、毛嫌いし、拘うだけに至る保守的な理想は、帰巣すべき場所を求めるばかりで、自分の主義や理想に絡まり、今にも倒錯し、生きる意味などを追い求め、徒に過ぎ去る日々を崇める。凡庸なことを誇るだけの、人間性が、制度を謳い、精度を無くし、あらゆる制限を加え、日々の陰鬱な影に覆われ、自らを、汚れたものとして、崇め尽くし、やがて、渇望した精神は、誰かを陥れ、逃げ惑うだけに偏り、偏向するだけに至る痛みを弄り、充実感を謳い、嘘くさい労働を信心させる。頭を舐るような音が、疲労感を携える深夜の身体をめぐり、退屈な悟性を集め、平行線へと至る考えの退屈さに嵌まり込み、リリカルな心情を携え、永遠と無機質な世界を徘徊し、破壊的な勇躍や、やかましいだけの謙遜が響き渡り、惑星の悩ましい傲慢が、事態を窮屈にし、やがてシンドロームへと至らせ、淡白な悔悟を育て、惰性な意思が生み出す退屈さに嵌まり込み、虐げられる界隈に阻まれ、蔓延る痛みに騙し合い、定める意味すら持たずに、蔓延る悪意を司るだけの由縁へと加速し、時間を足かせに、事態を奪うだけの完結的な物語に加速し、鍵穴を見つけ、開ける鍵や、軽減されない痛みに加速する心音や、深淵に嵌まり込み、逃げ出せずに戸惑う君の鳴き声が、ささやかな苦しみを演出している。


鈍麻な感情をこしらえ、互いにあつらえるものを崇め、何もかもが恨まれ、めでたいなど、と愛でる隙間にも、愛されるが故に溜め込む空疎さにたじろぎ、ためらうが故に、自らの苦しみに虐げられ、従える意思へと追従し、征服欲を満たす善悪に複製され、何を信じるかを満たすだけに、信じ込むほどに、補填される意志などは、借りものの力で動作し、短絡的なものに縋り、世界性を征服され、むやみやたらに信心する先々に対立し、乖離しては、還元される意味を見積もり、降り積もる痛みを傍観し、繰り返し交換され、傲岸不遜な意志から、意味は、力を失い、いびつな観念を形成し、高揚感を失い、虐げられた身体に突き刺さる、互いの恨み辛みや、醜い争いの経路にあてがう保身や、縫合される傷や、機械的なひずみから、還元されるものや、迎合されるものを、本質などと謳う馬鹿者の空疎な空想や、物資的な考えしかできぬ愚かさに、世界性などは、精神性を謳うばかりで、規律に妨げられ、加算される痛みに、作用する愛をこしらえ、依存的な終末論の中で、ファシストの犬として生きるか?はたまた、高揚感を失い、ただ、欲望のままの獣として、自らの愚かさの不純物を濾過できずに、批准を弄り、あらゆる原理の、退廃的なモラルを加算させ、倫理的に没落し、自らの苦しみに没入していくのか?と咎める身体も、立体感を失い、平行線を歩くだけに、閉塞感を漂わせ、瀰漫する欺瞞や、慢心を引きずり、悲観するだけの身体に、退廃的なものを差し込み、崇める隙間に耽溺し、互いを咎めるほどに、空間的なめりはりを損ない、ないがしろにされる現在に蔑み、用無しになった人間を、人間性を持ち出す者が、自らの狂気に燃やし尽くされる業火の中で、肥大化する苦悩を端々に接続し、感応し、能動的に生きるだけに、蠢めく真実を枯渇させ、誤魔化す真実から超越し、知の深みへと、嵌まり込み、意思的な模倣を繰り返すほどに、自らの表現は枯渇し、交換され、互換されるほどに、感性は奪われ、創造性を失い、相続が多いほどに、自らの意志を失い、互いにかかる圧力に圧迫され、抗う意思は、先鋭的なものを持たずに、互いの立場を翻すことを知らぬから、互いの意味にとどまり、不満や、不安を促し、陰鬱な現在にとどまるだけに、不安は、強度を増し、安易な考えへと還元されるものこそ、信じるべきものだ、などと、促す限りに、機械的な意思は、表現を失い、何かを演じるだけに至る普遍性へと引きこもり、楽しむよりも、楽しまされるだけの傀儡として、快楽主義的に生きるだけに至る。