昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

限界も持たずに背く君の美しさよ。あらゆる正義が掲げる贋物の枷を外し、漂う利己的な夜に支配される苦しみの最中に開く花の美しさや、鬱と草の間に引き伸ばされる由縁が、華々しい記憶に変わり、気後れせずに、今に捧げられる原理に牽引されるよりも、自ら見つけ出す意味を、あいまいなままに愛する初初しさよ、まる