昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

有限

美しい影を引き伸ばすラブソングが、
カーテンを引き裂き、
無数の孤独にむすばれる
枢要な事実を砕き、
その細流を飲み干す孤立したのどが震え、
新たな歌を、
タナトスに促し、
悲しむ君の横で、
監視するだけの
悪魔みたいな奴らの
独裁的な瞳孔から
毀れるジレンマに
肉薄するような苦みを帯びた結末。