2016-12-07 くたびれた街 私は、依然としてなにも知らぬままだし、 ただ、惰性に迫る意思的な終わりや、 はじまるだけの今に すこしずれていく観念や、 懐疑的な日常に背反し、 阻まれずに、 自らの意志だけで動くことに 置き換えられるだけの答えを捏造するだけの 意思的な狡猾さを毛嫌いし、 何かを否定することで、 浸る今に欠乏していく痛みを 簡素なものに巻き込み、 あたかも理由を用い、 何かを表現してるのだ、と 演じるような者にはなりたくない。