昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

くたびれた街

私は、依然としてなにも知らぬままだし、
ただ、惰性に迫る意思的な終わりや、
はじまるだけの今に
すこしずれていく観念や、
懐疑的な日常に背反し、
阻まれずに、
自らの意志だけで動くことに
置き換えられるだけの答えを捏造するだけの
意思的な狡猾さを毛嫌いし、
何かを否定することで、
浸る今に欠乏していく痛みを
簡素なものに巻き込み、
あたかも理由を用い、
何かを表現してるのだ、と
演じるような者にはなりたくない。