昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

朝を待つよろこび

現れる苦しみは
誰のもの?と聞く
君の思いも、
応じぬ夜を越え、
怯える朝に結末を出迎え、
デカダンなままに
消費される精神は、
帰る意味すら忘れ、
中空をさまよい、
朝になると
どこでもない
ところに昇華し、
今の悩みにすら疑問も持たずに、
ただ現れる陽光に吸い込まれる。