昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

懐古

想定されるものなどから、
すぐさまはみ出し、
破壊的な道理が攻め入り、
生活感を犯し、
十全としたものを損ない、
そこに行いで訂したものだけで、
酷薄な制度に変え、
即座に苦しみを生み出し、
出し抜ける者と、
それをとがめる者の戦争が続き、
つたない意識は、
ラビリンスをさまよい、
錆びた鉄格子を掴み、
わびしそうに見つめる月夜に
氾濫していく悔恨ばかりを追う。