昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

懐疑的な日常


 生きるということは何でもないことである。存在は茫漠たる瞬間に放置され、すぐさま永遠に食い尽くされてしまう、というニヒリズムに対処すべき方法論すらなく、ここですがるだけに至る傷むだけの身体を屠られるのを傍観するように、他者を介し、自らを卑下し続け、続く限りに呪われているように老けていくのを感じながら、この長い堕落をゆっくりを味わうような悲劇を生み出す元凶たる恐怖を打ち破るべく、希望すら持たずに生きるということに馳せ参じ、冒険を続け、この生きる限りに募る不安どは、君がまさぐる意味を何かから借りる限りは、そこでの使命を果たすための義務に転じて行く。あらゆる意味とは、その場で表現を終え、新たなものも与えられずに、何も巻き込まずに、自らから始まるものだけを愛し貫くつらさを飛び越え、逃亡し続ける限りに区別され、駆除される限りに陰る本質や、感動すらも損ない、そこかしこで改ざんされるだけに至るような乖離から、嵩ましされるだけの精神を徒に消費するだけのビジネスライクな転換から、耽溺し続けるだけに至るような窮乏から、魂胆は懐疑的なものと別離し続けるだけの生死の境目から、最たる意味を損ない、そこかしこで憎悪するだけに至るようなルサンチマンを生み出し、奪い合うだけに至るような闘争から、倒錯し続ける先に生まれる暴君や、快楽主義的な殺戮から、散漫な意識にモラルを求めるだけの正義の代償で、自らを投じ、罪を受けるような受け皿として生きるだけに至るような現時点から、懐疑的な相違から、散々な歴史に対処されるだけの大意などは、泰然として物事を受け入れるような意思を持たずに、その場に屈従するだけに至るような逃亡から、投影される苦しみや、統制されるだけの意思に引きずられるだけの展開から怠慢な思惟をたずさえ、体感する苦しみを利己的に生み出すだけの影を飼い慣らし、介在する意識に同調するような生命という哀れを加速させ、この場に浸透する意味の罵声を受け、競り合う意識は、痴情の果てに倒錯する歯がゆい自己愛へと倒錯しているだけに満たない恋の中での交錯から、存在自体を喪失し、そこで放置されだけに至る意味に押しつぶされ、今に縁取られるだけの苦しみに吸収され、退廃するだけに至る。

 鈍間な感情をすなどるだけの論理的な過去を枯渇するまでさまようだけの幼稚な高尚から、根底を掻き乱すほどの抱擁を繰り返し、愛へとさらわれる感情は、観点を損ない、そこでねんごろになり、担うだけの価値を担うように着こなすことだけが、正解へと導く手立てのように操作するのが官僚的な支配下に置かれるだけの階級的な根幹に潜む呪縛的な悪意であり、その悪を生み出す原因たる正義が滅亡を叫ぶから、私たちはカタトニーのふりして利己的な恋に陥るだけの隙間で政変や革命を謳うことだけに専念し、自らを破壊するためのソースを求め、情報を錯綜させるためだけに毒づくだけの動物たちがひしめくネットワークのラビリンスを解体すべく心理的な情操から、悪魔的な取引やら、躍動する価値に必須とされるだけの金銭で動くだけの啓蒙から、改ざんされるだけの傀儡として生きるほどにひるがえされる他者に管理されるだけの数字としての身体を傍観するのが私たちの役割であり、役目である、と考える動物であるのに、考えすらも操作されるだけに至るからこそ必要なのは数字よりも哲学であり、文字以外で啓蒙できるものもないし、ここに現れる因子も意志がなければ動かぬものであるし、勝手に動いたとしても誰かに動かされているだけでは、何の意味をも持たずに、生きるという疑問の先に行かずに、その永遠性に騙されるだけに至るのであるし、そこで衰亡するだけの論理から、利己的な印象に統合されるだけの平行線を歩くだけの永劫から、迎合されるだけの観点を地下に閉じ込め、拘泥するだけに至るような言い分けばかりが、ここで交錯し、昏倒するだけに至り、陰湿なほほえみを与える様相から、要理は破壊的な情緒へと移行し、ここで空疎な理由を屠るだけに至るような鈍感さでもって機械的なものを加速させ、自らを演じるために、用いられるもので着飾るだけに至るような虚飾では、徳などには至らず、高次に至らぬままで、何かを批判的に乗り越えられずに、何かに罵られるだけに至るだけの君は傀儡のままで快感原則に則り、共に苦しむだけに至る道を進むべきだ、とこじらせているだけに至るような生命に応答するだけの苦しみから逃れるべく、私が君の側にいるのではなく、君はどこにでもいるし、ここに現れる前から君とは、その場で永遠性と対峙し、この場での苦しみを昇華させるべく、自らを抱きしめる役目を果たすためだけに存在することを永続させているのであるし、ここに現れる些細な苦しみを濾過すべく、君自身が意味になり、君の隣にいる君をまくし立て、勇躍し続ける先に悠々と永遠すら超越し、超越することすらも超越し、あることもないことも、ないに等しく、あるに等しいものであるし、ここで従えるものなどは、虐げるだけに至るし、やがて渇望するだけの精神は堕落するだけに至るし、誰かの言葉を借りて、あたかも自分の言葉のように語るような者に陥る者のことなど信じることもなく、自らを信じ続ける先だけに幸すらも破壊し、信仰すらも不必要であり、必要性すらもなく、捨て去ることも不必要になるし、君の苦しみを厭う君がいても、君を覆う闇がきても、そこに現れるものすべては、自らが産み出すものであるし、そこに現れるものに介する他者などは、そこに現れるだけに満たないし、そこで汚いものを抱えさせられる理由にすらならないし、そこに現れるものだけすべてと仰ぐ先に現れる美麗さに心奪われるまで生きることを続けることを続けるのだろう。