昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

喪失

ただ奔走する意識は、
儀式的なままで、
ままならぬものを信用し、
そこに信仰を生み出すほどに、
何かを恨むような論理や、
蓄積された苦悩をごまかすための
証明を施すような
祈りなどは、
何かを願うに能うものでもなく、
ただ生じるものをごまかすための
衝動を今に攪拌させ、
何かを喪失し続ける。