昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

境界線も無くなった後

現時点をさかのぼる猫たちの
悪巧みをひるがえし、
批判的な消費を謳うだけの太陽が、
父権的な正否から、
政治的な伴侶につまみ出されるだけの
エゴイストどもが背く間に、
憂いを謳う自由に監査が執り行われ、
検疫の中でさまたげられ、
裁かれるだけのジンクスに
混ざり合う魔法や、
法の中でトランス状態になり、
奔走する意識は、
法の外に放たれ、
自らが用いる自由だけが、
自由と名付けられる以前に
自由であることを忘れるほどの狂気。