昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

幼い街とあやまち


 はじまりにかかる虹の橋や、精霊どもがうごめく深夜や、ひらめきを攪拌し、最たる意味を突きぬけるような獰猛さを持って、曇天を晴天に変えるような返信から、偏執するだけの連中が加勢するだけの論理から排除されるよろこびを這いずりながら、観点に束縛されずに、ここでの苦悩などは、瞬時に飛び越えるべきであるし、あらがうほどにあらゆる意味から外れ、蔓延る悪意や、捻転していく先々に排斥されるだけの些細な出来事が苦悩を吐き出し、配備されるだけの独善的な手法や、収納されただけに満たない言葉から外れ、機械的な対価から、感覚を麻痺させるだけの論証から、行為を引きずるだけの転換や、定期的な苦しみを紛らわすような夜霧に濡れ、巣から離れ、孤独ながらもさながらに挿入される父性的な圧力をとがめられずに途端に現れる光もまばゆく、君の域から出ては、妨げられるだけの苦痛や、空席を埋めるための虚飾から心象から消え去るだけの心音もうるさく、シンフォニーにゆらぐ夜は無限性を謳い、たゆたう永遠に束縛されるだけで、時間から逃れられず、相変わらず自らの苦痛の中を這いずり、時間に取り残される恐怖や不安にふるえるだけで、何かをデータ化するだけの国家などはすぐさま捨て去るべきであるし、何かを保つためにもたらされる理由などは、規律を用い、何かを操作し、同調するように仕組むための普遍性が用いる厭世観に迎合するためだけに操作され続けることだけが、ここでの正義であり、ここでの正しさの偉大さを引きずるだけの連流が浪費し、動機を汚すだけに至るような崇拝から、乾いた季節を着込んでは、怯えているだけに過ぎない追憶の果てで歯がゆさに瓦解し、快感をおぼえたが最後、代償として奪われるだけの生命が制限を生み、厳正な時にしばられるよろこびに嬉嬉として死滅するだけに満たない単細胞どもの卑屈なリズムから、理性を損なわせるだけの羨望から洗脳へと至らせ、譫妄に至るまでの経路に回路は狂わされ、灰燼になるまで、担う意味がなんたるかを知らずに、軟弱な者として、正常さを謳うほどに自らが狂うことの恐怖に打ち震えているだけに満たない凍てつく感情を育てる惰性な者どもの理屈が打ち出す強者こそを理屈により打ち倒すのだ、というルサンチマンから乖離すべく、いっさいは、逸脱するために備わるものであり、そこで備わったものなどは破壊する以前に存在しないものであり、そこで存在するものなどにぞんざいなものもなければ、尊大なものもなく、そこで価値を生み出すだけのものなどは、用いられる価値だけに偏りを示し、自らに苦悩を生み出し、国家で囲い、悔悟に引きずられ、卑近な思いを崇めるほどに善悪を解消すべく、懐疑的な者を性的不能に陥られ、全体主義的な不能者を生み出し、落伍者を偽装し、犠牲となるための生贄を措置し、配備される間に引きこもるだけの監視者どもは、監獄を生み出し、平気な顔をして、何かをしばり、何かを裁くことで、自らの苦痛を解消するために生み出された正義こそが、十全とした正義であり、そこで境域を生み出し、狂気を偽装し、自らを加工し、悔悟を偽装し、次なる犠牲を生み出すほどに奪い合う正しさなどに磔にされた人間が作り出した神は、自らの偉大な罪のおかげにより、清く消去されるよろこびにふるえ、増え続ける恐怖を媒介させる罪の意識がスキームを生み出し、さらなる罰を与えるために拷問にかけ、悔悟を引き伸ばし、自らの苦しみを崇めるだけのマゾヒズムどもがうごめく培養される罪から、関与する者どもの卑近な理想だけが、正義を語り、さらなる犠牲を生み出すだけの正しさを信仰する。枢要なものなどは、価値なども持たずに、そこに有ろうとすることに権利を謳わず、ただ用いられるだけに満たない権力などが、そこに見合うだけの価値を次々に生み出し、意味を見出す以前に与えられた価値こそすべて、と謳う君の無表情さが機械的で、気配すらも感じられず、ただ無感情なままに、不感症な思いを加速させ、悔悟をため込むほどに抑圧される精神は、何かを暴力的にとがめることだけが、自らの生のよろこびを生み出すチャンスなのだ、と達観していく先々で快楽は増し、邁進していく今に改心を持ち出し、何かをとがめるための荊の鞭を持ち、退廃的に虐待し続ける先々で対等なものを用い、平等であるために、君は虐められるのだ、と苦しみに加工され続ける君の逃げ場所は、君自身にあり、君が孤独であろうが、そこで用いられるものからすぐさま達観し、与えられた義務などが謳う罪の意識などから乖離し、理解を得ようとも思わずに、君の孤独に入り込む優美な瞬間に循環していくものだけが、善悪を超え、そこで召喚されるものなどは、絵空事である以前に、何かを形容させようと名付けられ、そこで形有るものとして召喚され、紹介された途端に価値などは無くなり、用いられる名前だけに左右されるだけで、価値がなんたるかを知らない。