昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夜明け


 よろこべ、おまえも権力に取り込まれ、同じ権利の中で延々を同じ動機を食い散らかし、朽ち果てるまでうわべだけの世界を愛しては、笑ったフリをするのだ、とパーソナルスペースが広大なトラたちが語り明かす権力的な倒錯から放たれ、短絡的な動機に同化するために木々と猥談を繰り返すだけのニヒリストどもの大群が軍国主義や、グノーシス主義をかかえ、延々と神と気だるく気取ったカフェで散漫な会話を繰り返すのか、とカトリシズムが胎教にまで根を生やし、生まれる前から神と同化すべきだ、とどうかしているのは、君の頭のほうだ、とそこで法を持ち寄り、何かを裁くことが正しいとされた瞬間に裁いて良いのだ、と思い上がった市民どもが徘徊する冷めた夜にラメを降らし、当たり散らすだけの更年期的なファシストや、分針を狂わせるための等差から、対立を深めるほどにつかまつる意味に捕獲されるために用意された自らを補完するためにうそぶく言葉などがリリシズムをいじらしく語るから、権利とは、求めるほどに増していく快楽とまじわる。無駄なことのいっさいは排除して、召喚する現実を吸い尽くす君たちの亡霊たち、と立場を逆算するための理論的な製図を燃やすための憎悪を業業をうならし、なれ合うだけの人混みで深まるのは他人事だけであるし、絶えず巻き込まれる思いは、混濁し、白昼夢に帰還する心情は、どこかさみしげで、乖離していく思いは、苦悩を孕み、自らの苦痛を産み落とすためだけに快楽に耽るのですね、と森の女神たちは、タナトスをひるがえすべく、マントラをうながし、遙か無知な苦衷に現れる折檻されるための身体を措置し、葬られる矢先に信仰心などを排除するほどのマントラとは、何に祈るのでも無く、何かを昇華するための機械としての言葉として役立つのだ、と惰性で描かれる心情などに浸透するものなどは、所詮意味を磔にし、自らを神として表すための計算を続け、評議にかけられるだけの離別するための身体は、急な雨にさらされ、さいなまれるためのうとましい言葉が、今を構築するのであり、やかましく虐げられるための今を書き換えるための意味などは、魯鈍なものが支配する壁を必死によじ登るようなものだ、と作り上げられた悲劇にさいなまれる生き物たちをカタルシスにいざなうための混沌を生み出すのは、人が生み出した神なのである。或いは、恬淡で不羈な私からすれば、すべては、描かれているものにすぎず、かけているだけに満たないのであるし、そこで満たされても尚、捕食し、欲しがるだけの愚鈍な人間が処理する生産的な快楽の階段をのぼり、快楽にひた走るひたむきな資本主義的な欲望を掻き乱すための宣伝に倒錯し、等差を求めるための計算から、改定されるべき現在にエモーションが足りないから、そこで遅延に至るだけであるし、自らをのろまに変えるためのうとましい規律にさいなまれるためのシステムを課せるモンスターどもがうろつき、自ら以外を許せないような者どもが理屈を並べる間にパーソナルスペースは破壊され、共有されるために強制される罪の意識や、欲に課せられる法から、解放されるべき人と名付けられたに満たない者どもの理想などからも離床し、完全性をうたうほどに、善政などは駆逐されるのであるし、政治性などは、そこで悪趣味に縁取られ、何かの集会を重ねるほどに、互いをあたかも愛しているかのように示す間にあいまいに示唆し続ける短絡的な動機は、何かと同化し、自らを強調することは、罪である、と攻め入られる間から背反すべきなのにもかかわらず、関わるほどに、かいがいしく迫る意味は、狭い価値を押しつけ、広い過去に収納されるための一部として君も役立つべきだ、と是非を問うことに重きを置くような尊さに耽るだけの知識的なものに快楽を重ね、自らを高い者として捧げる者は啓蒙には至らずに、選民思想におちいり、自らを高い者として何かを見下す間に愛しむべきだ、とうながすような宗教的な補正から構成されているような正しさなどを正しいものとしてだけ認識するような過ちに引き裂かれるための闘争から、段々と完治しない苦悩の王は、自らを克服するために何かを犠牲にすることをためらわずに、何かを攻め入り、正義をうたいながら、愚鈍な自らを王として帰還させるためだけに機能する法の中で仮想するものを崇めさせるためだけに意思を奪い、すべてを自らの過ちである、と認めない限りに渇望し続ける意思は、快感を加速させ、自らを回収するためだけに何かに犠牲を求めることを正義と呼ぶ。あらゆる正義は、自らを統合するための行動に引きずられ、自らを罪の家畜として、独善的な法の悩める子羊として、偶然を操作する空間的な強度を測るだけの規則的な孤児として、行為に潜むまぼろしを追い続ける思春期の奴隷として、統制されるためのこころをモチーフに正義を語る教師として、さまたげる者どもが、当然のもののように語られるものすべてとの訣別を終えた私は、途端に生命を躍動させ、排斥され、排除されるがままに孤独も感じずにひたすら走り続けることに償いすら要らず、ただただ優美である。