昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

性愛のもとづく独創的な毒

一定のリズムが、
生命を駆逐し、
屈辱をためこみ、
切実さを謳いながら、
偽善的な演技で捕食される
身体を傍観する
他者から介した自らの苦痛を
延々と堪能するのが生きることだと
語るようなペシミストの嗚咽を超え、
軽減されない痛みを思うほどに、
痛みとは増していくだけであり、
そこで感じられるものを堅持しようと、
大切な痛みだと認識するほどに
体制の餌になる。