昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

終いの世界


痛む身体を引きずるハーモニーや、
断線し続けるこころの糸くずを集め、
つくづくにせまる論理的な知悉を放棄し、
短絡的に集まる白痴な鳥が歌う統合性や、
有する価値に渇するほどに、
ここでの価値の家畜として、
放牧される罪の法的な牧場にふりそそぐ
爆弾が神経をも破壊し、
瓦解する瞬間に史観すらも破棄され、
ここでの履歴とは、
歴史に敵愾心を燃やし、
執拗な妄念にせめいられるためだけに、
生まれる嫉視から、
信用などを謳うほどに、
あべこべになる身体にコネクトされるものに
悶絶しながら、
しなびた価値とは、
誰かが用いる価値により、
さだめられるための価値としての奴隷として、
憧憬するほどに、
ここで用いられるものにコンプレックスをかかえ、
自らをきかざるほど、
独占欲にひずみ、
貧寒なものに変換されるための愛とは、
価値をさだめるだけの麻疹に変わり、
関わるほどかゆみとは増し、
慢性的な痛みを報じるためのメディアが
煽動する愛へと引きずられる卑近な君の位置から、
いびつな観念を措置し、
肥大化する思想的な勇躍から、
悠然ととろけ、
熱情する日々も、
情景に統合され、
正常などを用いるほどに、
ここでの価値に拘泥し、
こじれるほどに、
何かを恨むことでしか、
自らを昇華できなくなってしまう。